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無様な最期
第二章
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であった。
「その通りだよ。外国のいい部分を教えてやってな」
「それに引き換え日本や日本人はこうだと」
「そうだよ。事実を言ってはいるぜ」
 ただしその国の悪い部分と日本のいい部分は一切言わない。見てはいてもあえて隠してそのうえで若者に吹聴しているのだ。完全なダブルスタンダードである。

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