暁 〜小説投稿サイト〜
I want BRAVERY
33話
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
の扱いが酷い。
 何かとケチつけてくる。

 などと、軽いイジメのような感じみたいだ。

 予想していたとは言え、正直俺から言っても悪影響だろう。

「ゴメンね。何も出来なくて」

 どうやら結子が煙たがられる理由の一つに、俺や宮本のこともあるらしい。
 宮本と結子は幼馴染のようなものだし、俺はその友達、というだけなのだが先輩達からはそうは思われないらしい。

 そして、その原因がまた原因らしく、結子自身かなりキテるらしい。

「ううん。別にこうやって愚痴聞いてくれるだけでいいし」

 そう言って笑う結子はどことなく寂しそうだ。

(って、おい!普通そこは『どこか嬉しそうだ』だろ!?)

 ゲームではフォローに回れば、毎回そういう風になるというのに、俺だけは別なのだろうか。

 結局その後、暗くなるまで結子の愚痴を聞いた。

「ごめんね。なんか遅くまでつき合わせちゃって」

「いいって、いいって」

 ヘラヘラっと笑いながら結子に言う。

(こんな相談されるってことは、割とランク高くなってたりして)

 なんて、打算的な最低なことを考えながら俺達は帰路に付いた。
************************************************
誤字、脱字、矛盾点がありましたら報告おねがいします。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ