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I want BRAVERY
33話
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間だろう。

 そして、いつも通りに部活をしていると、ふと目につくことがあった。

「ちょっとさぁ、それあたしらの仕事なんだけどぉ」

 原作でどうだったかは忘れたが、陸上部には今1年が1人、2年が2人マネージャーがいる。
 もちろん1年のは結子のことだ。

「そうそう、慣れてるのはいいけどあたしらの面子も考えてよねぇ」

 洗濯機の前で先輩2人が結子にケチをつけているようだ。

「はぁ、そうですか。じゃ、後ヨロシクお願いします」

 結子はそういうと部員の服の入った籠を先輩の前に置いて去っていった。

「あの子なんなわけ?ちょっと調子乗ってない?」

「ちょぉっと手馴れてるからって、ねぇ?」

 あの声の大きさでは陰口にはならないのかもしれないが、2人は結子の陰口を言い合っていた。

 結子は、ガングロでギャルっぽいが部活に関しては真面目だ。
 先輩も合わせ、部員からの評価は高い。

 それに比べてあの先輩達2人は、今の3年の部長が目当てで2年に上がった時に入ったようだった。
 それまでにいたマネージャーの先輩が卒業したため、目の上のたんこぶがいなくなったためか、入ったらしい。

 あくまでこれは部活の先輩から聞いた話なのだが。

 別に今までこういうことがなかったわけじゃない。
 見てみぬフリをしていなかったか、と言われれば俺は頷かざるをえないだろう。

 俺としては、あんまり女子のそういったことに関わりたくないというのが正直なとこだった。
 それに先輩2人というのも、俺を関わらせるの留めさせる原因の一つだった。

 今日のこれを見て察するに、結子の相談とはこのことなのだろう。

 俺もちゃんと考えなければ、と思いながら俺はそのあとはいつも通りに部活をした。




「ごめん。待った?」

 下駄箱のところで結子が来るのを待っていると、10分ほどして結子がやってきた。

「いや、そんなに」

 ここで『全然待ってない』と言えるやつと、そう言えないやつとではきっと差がつく。

「どうしたの?」

「いや、なんでもないよ。どっかに寄る?」

 どうでもいいことを考えていたのが見抜かれたのだろうか。
 結子の言葉に無難に返しながら話題を逸らす、

 そして結子が希望した、定食屋『わかつ』で過ごすことになった。

「それで、相談って?」

 とりあえず直球。

 最近先輩と関わりだしてから、話をオブラートに包んだり、遠まわしに言うことをしなくなって来た気がする。

「うん・・・」

 若干俯く結子。

 それから結子はしばらくして、ぽつぽつと話始めた。

 やはり内容は俺が思った通りのようだった。

 最近先輩から
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