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バカとテストと召喚獣~兄と私とFクラス~
第四十問オカルト召喚獣
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夏休み、みんな海に花火大会といった胸を踊らせるようなイベントばかりの長期休みだ。夏休みに入って一週間僕達は…………。
「2進数を16進数に直すときは……」
補習を受けていた。理由は簡単、僕たちの成績が悪いからだ。
(………明久逃げるぞ)
横の席の雄二が僕に話しかけてくる。といっても僕達は口を動かさずに会話できる。
(逃げるっていいあんがあるの?)
(少しだけな)
(それ俺達にも詳しく聞かせろ)
どうやら授業から逃げたいのは僕と雄二だけじゃないみたいだ。クラスのみんなが僕たちに話しかけてくる。もちろん口は動いていない。
(私も参加するします)
如月さんも参加するみたいだ。少し前までは色々としゃべり方が変わっていたような気がするけど今は落ち着いている。
(まぁやることは簡単だ全員同時に逃げ出す。捕まったら自己責任だ)
(((了解!!)))
返事をして逃げるために少し腰を浮かせた時だった。
「全員動くな!!」
鉄人の声で全員動きが止まる。まさか気配だけで動きをよまれた?!
「貴様ら……わかった俺も退屈な授業をしていた責任もある少しだけ休憩を取ろう」
………あれ?鉄人の様子がおかしい。
「西村先生何かあったんですか?」
「何もないぞ」
美波の質問を即否定。これは何かある。
「鉄人もしかしてまた………」
「坂本何をいっているんだ?不具合なんて起きてないぞ!!」
「俺はなにもいってねぇよ」
雄二の一言で鉄人がしまったって顔をしてる。
「でその不具合は直せそうなのか?」
「直せることには直せるそれに召喚獣の見た目が変わったらだけだ。見てみるか?」
「はいサモン」
鉄人がフィールドをはり僕が召喚獣を呼び出す。現れたのはほぼ等身大の騎士の鎧を身にまとった召喚獣。
「で西村先生どう変わったんですか?」
「召喚者の本質を表した姿になる」
「………ってことは騎士のような強さがあらわれたってことか」
そう言って僕は召喚獣を動かす。すると……首がとれた。
「…………え?これは………」
「ただしオカルトのめんでだ。吉井のは…デュラハンだな」
「……デュラハン首のない西洋のお化け」
「ってことは首がない=バカってことか」
どうやら僕はシステムにまでバカにされたようだ。
「面白そうだな俺も呼び出すか…サモン!!」
今度は雄二が呼び出す。現れたのは雄二そっくりの召喚獣。
「えっとこれは……」
「………多分ドッペルゲンガー」
えっとドッペルゲンガーってことは……。そんなことを考えていると突然姿が獣のような姿に返信した。
「……狼男」
なるほどつまり野生ってことか。
「……サモン」
今度はムッツリーニが呼び出す。現れたのはタキシード姿の召喚獣。口からは少し牙が見えている。
「これは多分吸血鬼ですね」

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