暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0664話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
本当なのだろう。
 ちなみに呪いを正常化させるのに必要だったのは、俺の血、ネギの血、近衛の回復魔法の3点セットだ。中学を卒業するギリギリまで呪いの解除が遅れたのは、純粋に近衛の魔法の腕が上がるのを待っていた為らしい。
 尚、ネギに関しては本当に失血死寸前まで血を吸われたとか。俺の血に関しても、本来ならかなり薄めても魔力を全開に出来るからいつもは数滴程度しか持って行かれないのが、相当量……具体的にはコップ1杯分は持っていかれた。 
 あぁ、基本的に物理攻撃を無効にする俺の身体だが、勿論俺が自分の身体が傷ついてもいいと認めたり、あるいは無意識の状態であれば傷を付けたり血を流したりする事が出来る。
 もっとも、ネギは自分が干涸らびるまで血を吸われたのに対して、俺はコップ1杯程度だったので恨めしそうな目をしていたが。

「何だ、中学校を卒業出来るのがそんなに嬉しいのか?」

 あやか達3人をぶら下げたまま、寿司に箸を伸ばしているエヴァへと声を掛ける。
 にしても、寿司か。3-Aのパーティ料理といえば超包子の中華料理が定番なんだが……まぁ、四葉も卒業生なんだから偶にはいい……のか?
 そんな疑問を持ちつつ俺の口から出た言葉に、バンッとテーブルの上に箸を置きながらエヴァは口を開く。

「当然だろう! 今までずっと縛り付けられてきたんだからな! ……それでも麻帆良の外に出られないのは不満があるが、今はオーブがあるからな」
「ちなみにだが、ゲートは麻帆良から動かす気は無いぞ? ここが色々な意味で異世界間貿易の拠点として丁度いいし」
「分かっているよ。ちっ、高校を卒業したら麻帆良から出て行くつもりだったのにそれも出来ないと来ている」
「えーっ!? マスター、麻帆良を出て行くんですか!?」

 俺とエヴァの話が聞こえたのだろう。近くまで来ていたネギがそう叫ぶ。
 あぁ、そう言えばネギに関しても多少動きがあった。父親の捜索や造物主を探す為といった具合に、これから麻帆良にいられる時間がこれまで以上に短くなるので、正式な担任から臨時教員へとなっている。勿論担当は3-A……もうすぐ高校になるので1-Aとなるのだが。
 誰が1-Aの新たな担任になるのかは分からないが、恐らく生徒の特殊性を考えると魔法先生だろう。……ネギや高畑でも苦労したのに、大丈夫なんだろうか。
 特にあやかや千鶴なんかは、この前ホワイトスターでレモンが言っていたように、この年齢で既にそれぞれの会社の人員としての活動もしている。
 チラリと視線を向けると、潤んだ瞳でこちらを見ているあやかと視線が合う。

「アクセル君、どうしましたの? あぁ、お腹が空いているのなら何かお料理でも……そうですわ! 雪広財閥で雇っている料理人を」
「ええいっ、暴走するなーっ!」

 その叫び
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ