変化と不変の入り乱れ
東方変形葉21話「自立人形、お疲れ会、そして・・・」
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ほたるちゃんが拍手をした。口で。
「さて、泳ぐかな。そいっと。」
俺はプールの中に飛び込んだ。
「ふう〜、さむ・・・。」
せめてちょっとは温めてほしかった。飛び込んで五秒でプールからあがった。“水温の変化”を操ってもいいが、体が疲れている。それはあることが原因で疲れていた。
そう、人形たちを作ったときの疲れがまだ残っていたのだ。人形を作ったのは最近で、人形たちの仕組みを作るためにどれほど能力を使ったことか。まあ、好きでやったことだから。作って得したし。
「ご主人様、大丈夫?」
「だいじょうぶ〜?」
ほら、バスタオルをかけてくれた。いい子たちで助かるよ。・・・それにしても、ご主人様はちょっと照れくさいな。
「ありがとう、2人とも。今日もいい子だね。」
いつもどおり、髪を撫でる。満足そうに微笑んでくれた。
「はあ、痛い目にあったわあ〜・・・。あ、そうだ!思い出したわ!」
紫が何やら思い出したようだ。なんだろう?
「何よ紫、また厄介なことじゃないでしょうね?」
“また”って・・・。慣れてるのかい、霊夢よ。
「どうせ紫のことだから、寒中川涼みとかだろ?」
魔理沙・・・。それは死ぬぞ?それだけは御免こうむりたい。
「なんでそんなことしなくちゃいけないのよ!とにかくみんな、よく聞きなさい!」
さっきお茶を入れに行った咲夜と、プールで夢中に遊んでるフランと、座って本を読んでいるパチュリー、本の整理をしていた小悪魔を含め全員が紫の方を向いた。
「再来週、イベントを行うわよ!その名も『弾幕サバイバルゲーム』!!」
全員が「はあ?」という顔をした。もちろん俺も含む。
「紫、サバイバルゲームって何よ。」
「私も知らないぜ。」
「なにそれ〜、何か壊せばいいの?」
「むきゅう、私も知らないわ。」
「なんですか?それ。お嬢様はご存じですか?」
「し、ししししってるにきまってりゅじゃない、咲夜。」
あれ?全員、知らないようだ。幻想郷にはまだないのかな?あとレミリア、噛んでるよ。可愛いからいいけど。
「ふふふ、これだからこの子たちは。サバイバルゲームっていうのはね?」
説明は三十分続いた。長いから省略するけど。
「で、弾幕サバイバルゲームのルールを教えるわ。」
紫はざっとルールを挙げた。
・審判(四季映姫、小野塚小町)、救護班(小悪魔、大妖精、妖精メイド)、月の民を除いた全員が参加権を得る。
・弾幕に五発以上当たれば失格。ビーム一発につき弾幕一発とカウントする。
・近接系なら、相手が投了するか戦闘不能になれば相手の失格。(本人の5M以内で出した弾幕は、弾幕とみなさずに近接系攻撃とする。)
・ガードはいくらでも使ってよし。
・能力は60パーセント制限される。(スキマなどの異空間に1分以上入ってはいけない)
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