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東方変形葉
変化と不変の入り乱れ
東方変形葉20話「Let's go 月面旅行 ぱ〜と3」
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挙手して。
「“伝達の変化”をいじった結界を張って、絶対にここから情報が漏れないようにするんだよ。たとえ誰かがしゃべったとしてもそれはすべてなかったことにされる。」
「へえ〜っなんでもありなんですね。」
レイセンが驚きの顔で言った。
「じゃあ、お願いできるかしら。」
「ああ、任せておけ。豊姫。」
えいっと力を込める。よし、完了。さて、・・・あれ?なんかふらつく。どんどん視界が暗くなっていく・・・
そしてしまいには音も聞こえなくなって意識を手放した。



「ありがと・・・えっ!?どうしたの!?倒れちゃった!?」
「依姫、落ち着いて。この子は疲れて寝てしまっただけよ。というか、どうしてあれだけ能力を使ってすぐそうならないのか不思議だわ。それよりも兎さんたち、裕海を救護室へ連れてって!!」
『はい!』





目が覚めた。あれ?どうして倒れたんだっけ。
「あっ裕海さん!目が覚めたんですね!」
レイセンが涙目でとびかかって抱きついてきた。
「俺はいったい・・・?」
「能力の使い過ぎらしいです。豊姫様がおっしゃっていました。」
レイセンが馬乗りの状態で説明してくれた。胸の上って、乗られると軽くても息苦しいんだけど、それは別にいいや。きっと疲れは能力だけの問題ではない。きっと体力を大幅に削るあのスペルカードを使ったからだろう。
・・・別にいいやと流したが、やっぱよくない。苦しい。軽いが苦しい。今能力を使うのは避けるべきだろう。
「あの、レイセン?ちょっと苦しいから降りて?」
「あ、はい・・・あっ」
体勢を崩したようだ。俺の顔の方に倒れてくる・・・って近い!瞳孔が見えるくらい近い!!
「!!!!!っ」
顔を真っ赤にし、絶句している。
「す、すすすすすすすすすすいませんっ!」
ばっと飛び上がった。2Mくらい。・・・ベッドの上でそんなに飛び上がって、スカートの中からかわいい白い何かが見えちゃってるよ。“何か”が何かは言わないけど、かわいくて白い。
「気にしなくていいよ。それよりも、あの二人は?」
「と、豊姫様と依姫様のことでしゅか?お二人なら先程お出かけになられましたよ。」
まだ動揺しているのか、噛んでしまってる。でしゅかって、おかしいけど可愛いな。いますぐその頭をなでなでしたいくらい。ってことを口に出したらきっとそこで男として・・・人として終わっているだろうな。きっと。
「出掛けた?どこに?」
「いえ、そこまでは・・・」
「やっほー!裕海ー!起きてる〜?いえ〜い!」
・・・豊姫が、だれが見てもドン引きするようなテンションで入ってきた。緊張感皆無である。
「お姉様、ここは病室なのですから、もう少しテンション下げてください・・・」
ナイスツッコミ依姫。
「ふふふ、それよりも、あなたにいいもの
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