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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第58話 別れ、そして約束
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ですね」
何が問題って飲み残したジュースだよな。いつものことなんだけど、悪戯しかけたジュースの残りは仕掛け人が責任持って全部飲むっていうのが俺たちの暗黙の了解だ。捨てるなんてもったいないことしたら黒歌姉と火織が怒るし。……でも今回はちょっとキツイな。悪魔になる前だったらコップの数は全部で5杯だったし、オカ研に入った後も最大で9杯。仕掛け人で分担すればなんとか処理しきれたんだけど、今回はそこに生徒会とイリナ、ゼノヴィアが加わるから全部で19杯、かぁ……。
「これは、死ぬかもしれん……」
「で、でも今回は黒歌姉さまと龍巳姉さまも共犯ですし手伝ってくれ……ますよね?」
「だ、だよな! それになんだかんだで火織も妹には甘いし手伝ってくれんだろ!」
「で、ですよね!」
「よし! 腹くくって行くぞ!」
「はい!」
俺達は後の地獄に恐怖しつつも自らを奮い立たせて一歩踏み出した……瞬間!
「あっ、イッセーくん、白音ちゃん。こんな所にいたんだ。遅いから心配しちゃったよ」
っぶねぇ〜っ!! ドリンクバーの直ぐ側の角から木場が出てきやがった! もう少し完成が遅かったらバレるところだったぜ!
「おぅ木場! 悪い、ちょっと2人で話し込んじゃってさ! 今戻るところだったんだ!」
大丈夫だよな!? バレてないよな!? ここでバレたら俺達の努力が水の泡だ。ちらりと横を見れば隣の白音ちゃんもバレないように必死に表情を取り繕っていた。
「でも調度良かったよ。実はイッセーくんに話があってね。今ちょっといいかい?」
「話? 話って俺1人にか?」
「うん、大事な話なんだ」
「まぁいいけど。じゃあ白音ちゃん、悪いんだけど先戻っててくれるか?」
「分かりました。じゃあ飲み物は私が持っていきますね」
「悪い、頼むわ。こぼさないように気をつけてな」
「はい」
そう言って俺からトレーを受け取り歩き出す白音ちゃん。と、そこで立ち止まり木場の前にトレーを差し出した。
「祐斗先輩、どうぞ」
「あっ、ありがとう白音ちゃ……」
そこで手を伸ばそうとした木場の動きが止まった! その視線の先には例の茶色に濁った液体が!
「え、えぇっと……」
そのまま手を右往左往させる木場。そして最終的に見た目烏龍茶っぽいコップを手に取り口に含んだ……瞬間!
「ぐふっ!」
っしゃあっ! ナイスリアクション! 吹き出さなかったのは流石だが口に含んだ瞬間目を見開いた驚きの表情はなかなかすごかったぜ!?
俺は思わずその場でガッツポーズを取る。見れば白音ちゃんも口元をにやけさせガッツポーズを取っていた!
「〜♪」
そしてそのまま白音ちゃんはご機嫌な様子
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