現れた闇
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気付けば九校戦予選は明日だった。
それは早いようで長くよく解らない感覚だった。
でも明日が九校戦、気合いを入れなれば!!
そう、自分に言い聞かせモチベーションを上げる。はずだったのだが
全く上がらない。
上がるのは不安と悲しさばかり下がるのは自分の寿命と、まあこんな感じに今を生きている。
(九校戦は明日だっていうのになんでこんなにテンション低いんだ俺?)
明日が九校戦予選も合って今日は午前授業で学校は終わり沈黙と静けさだけがこの空間を満たしている。
が、俺はそれが嫌いでも無い。
好きでもないけどな、てかこんな静かな所が好きな奴なんているの?
いるんならそれは相当の人見知りだな、絶対
(魔法は取り敢えず起動式無しでも発動は出来る様になってきたけど大丈夫かな、)
先日から起動式無しでの魔法発動を心掛けたお陰でなんとか物になって来た。
でも自信は無い。本番ほど怖い物は無いからな。
ガタ、ガタ、ガタ、ガタ、ガタ、ガタ
物音が響いた。
この俺以外、誰もいない教室に物音?
ガタ、ガタ、ガタガタ、ガタガタ、ガタ
その音は更に激しくなった。
そして段々、音が俺に近付いて来ているが分かる。
「な、なんだ!?」
俺は座っていた席から勢いよく立ち上がりその場から下がる。
そしてCADを構え、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
「よ、元気か零!」
「え、」
それは懐かしき友の声だった。
俺はその声にフリーズし意識を組み直し再起動する。
そして正常に脳は稼働を再開した。
「影、お前、どうしてここに?」
ニシ(笑)
急に現れた少年、無月 影は笑う。
「なんで此処にいるかってそれは大体解ってんじゃねえの?」
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」
俺は沈黙
別に好きに黙り込んでいるのでは無い。
コイツが来たから、コイツの質問に返答したくないから無言なのだ。
「あれれれれれ?
おっかしいな、耳が塞がってのかなーー?」
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」
更に長い沈黙
明らかに挑発的に言ってくるがコイツがウザイのは理解しているので冷静に
「け、久しぶりに合ったてのに冷たいね。
友人がわざわざ会いに来たのにさー」
「それは悪かったなコッチは色々と忙しくてな
少し疲れてた。」
ここで俺は言葉を返す。
別に影と会話するつもりはなかった。
ただ、友人という言葉に少し心を動かされた、のかな。
「お、久しぶりに零の声を聞いたよ。」
さっき、お前の名を呼ばなかったか?
と心の中で突っ込み相手の出方、影の出方を見る。
「今日、俺が来たのは他でも
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