第二十五話
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んの数人になるであろう委員会の人間については、使用を全面的に許可。他の人間も、まあ荷物運びに式神を使う程度なら許可する。人を傷つけたりするのに使った時点で罰則を加える』
そこは・・・ちゃんと仕事をするのか。
何にも縛らないと言い出す可能性もあったが(その時は、全力でとめる)、まあ安心できた。
『他には、校内に侵入した野良の妖怪については、俺が全て対処する。生徒や職員は、出来る限り手を出すな。相手の妖怪がどれだけの格なのか分からないからな』
そして、仕事はしっかりとやるようだ。
妖怪程度なら、相手の格にかかわらず片手間で倒せるのだろうが。
『次に、相談等についてだが・・・まあ、陰陽師関連なら何でも聞く。妖怪関係についても時間さえもらえれば知り合いに聞いてくることも出来る』
そして、何気に面倒見が良かった。
本当に・・・一輝はよく分からない。
『とまあ・・・俺から話とかいといけないのはこんなもんかな。たまに学校に式神だけおいとく事はあるけど、まあその時は式神に言伝を預けてくれ。妖怪くらいなら、そいつに任せとけばどうにかしてくれるから』
さて、ここで終ってくれれば問題ないだろう。
まあ多少は問題があるが、それでも一輝が引き起こしたにしては・・・かなりマシなはずだ、うん。
『では最後に・・・俺に対して文句があるやつらへの通達だ。俺に対して勝負を挑ませてやる』
とはいえ、それで終ってくれないのが一輝なわけだが。
『この後・・・各クラスでのことが終わってから俺によるレクリエーションを行う。参加資格は、妖怪か陰陽師であること。もしいるんなら、異常能力者も参加していいぞ。妖怪の方はハーフまでは構わんが、それより先は駄目だ。人間の血が五割より多いならアウトだ。会場は運動場。内容は・・・俺対参加者全員によるバトルロワイヤル・・・一撃でも入れたら勝ちだ』
うっわー・・・聞いただけなら一輝が不利な内容だが、実際には一輝が負ける可能性のない内容。
あれに攻撃を当てるとか、不可能もいいところだろ・・・
『あ、それともう一個。俺に対してはどんな攻撃をぶつけても構わんが、他の参加者にはぶつけるなよ。万が一、ってこともあるからな』
まあ、うん。
あいつに対しては、奥義でも何でもぶつけて問題ないだろう。まず間違いなくダメージがほぼ皆無だ。
『・・・じゃあ、最後に。さっきも言ったが、俺のランキングは十五位。日本国内で現役の陰陽師の中で十五位ってことだ。それでも俺を倒さんとするやつがいるなら、俺に挑んで来い。・・・以上だ』
挑発的な笑みを浮かべながら、最後にそう言い残して一輝は降壇していった。
それが最後だったようで、始業式は終了。生徒はそのま
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