第三章
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変わらないと」
「それで宜しいでしょうか」
「ええ、有り難うございます」
まずはそのことについて言及する。
「まずはそばの麺はそれである程度はわかりました」
「そうですか。それは何よりです」
「はい」
「それでうどんは小麦を使ったものです」
そばについて話したうえで今度はうどんについての話をはじめてきた。これもまたアッサムにとっては興味深い話である。何しろ彼は最初にそちらを聞いたのだから。
「小麦をですか」
「ああ、そうだ」
ここで親父は何かを思い出したように口を開いた。
「その麺ですけれどね」
「はい、麺は」
「うどんは太い麺なのです」
「太いのですね」
「はい。そのコエチャップと比べると大体五倍はありましたね」
「これの五倍」
「そばの麺は大体同じ位だったと思います」
そばについても言う。
「そして両方共麺は縮れてはいません」
「縮れていませんか」
「ええ。まっすぐですね」
麺の形状まで言うところが流石であった。伊達に麺で食べてはいない。
「麺についてはそんな感じです」
「わかりました。うどんは太い小麦の麺で」
「はい」
まずはそれを確認する。
「そばは細い麺ですか。わかりました」
「どちらもまっすぐで縮れていなくて」
そこも確認が為された。
「そんな感じの麺でした」
「それでですね」
しかし話はこれで終わりではない。アッサムはさらに親父に対して問うのであった。彼もここまで来たならば最期まで聞くつもりであった。
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