コードギアスR2
0663話
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1門外してフレイヤを始めとした発射機能を付けた装置に入れ替えると結論づけたのは、フレイヤ弾頭がかなり大きかったからでしょう?」
「まぁ、確かに」
「だけど、今はもう火星に向かったけど、ニーナがまだこっちにいる間に進んだ研究でフレイヤ弾頭の小型化に成功したのよ。具体的に言えば1.5m程度。これならランツェ・カノーネの砲身にグレネードの要領で発射装置を付ける事は十分に可能よ」
「……何?」
1.5mサイズまでフレイヤ弾頭を小型化したと聞き、さすがに驚く。驚くが……やがて納得もする。原作でもスザクがトウキョウで使ったフレイヤ弾頭はダモクレスが使っていた第1次生産分の物よりもかなり小型化されていた。それこそ、KMFが持っていてもそれ程不自然じゃない程度の大きさに。それを考えれば、確かにレモンの説明には十分納得がいく。
「それにニーズヘッグはこれ以上ない程に高性能な機体だけど、小型機であるというのはどうしても変えられないわ。運動性能が他の大型機に比べて高かったり、被弾面積が少ないというのは小型化のメリットだけど、武器の積載量が小さいというデメリットもあるのよ」
「……それはまぁ、確かに」
実際にレモンの言う通りニーズヘッグの小型というのはメリットも多いが、逆にデメリットも多い。その中でも最大のデメリットが積載量だろう。
勿論、俺の空間倉庫を使えばある程度の解消は可能だが、空間倉庫から取り出すにしても脳裏にリストを展開して選択し、その後空間倉庫から姿を現すといった風に若干のタイムラグがある。特にリストの選択に迷うとその時間は加速度的に大きくなっていく為、とても戦闘中には使えないのだ。それを考えれば、確かにレモンの言うようにランツェ・カノーネの砲身にフレイヤ弾頭を装着するというのはありだろう。
「でも、多種多様なミサイル弾頭を撃てるというコンセプトの発射装置を捨てるのは勿体なく無いか?」
「別に捨てないわよ? ただ、ニーズヘッグには装備させないってだけ。まだどう使うのかは分からないけど、一応開発は進めておくわ。あぁ、それとフレイヤ弾頭はランツェ・カノーネの砲身に装着するって事だから、2発使用可能よ」
「だろうな」
左右前のヒュドラにランツェ・カノーネが1門ずつ装備している関係上、フレイヤ弾頭が2発になるというのは事実だろう。ある意味で嬉しい誤算と言ってもいいかもしれない。
「それと、フレイヤ弾頭に続く今回の改修の目玉がエナジーウイングよ。もちろんこれまでもニーズヘッグは運動性、機動性の両方が高かったけど、それでもどちらかと言えばツイン・ドライブの性能で機動性の方が重視されていたわ。でも、エナジーウイングを装備したシミュレーションをしてみたら、機動性は少しだけ上がったのにも関わらず、運動性能はかなりの上昇幅を見せたの
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