コードギアスR2
0663話
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て3-A全員がそのままそっくり同じ高校に上がるらしい。しかも特例としてクラスも一緒らしいから、中学生時代と何も変わらないだろうな」
「……何故特例を?」
スレイとしても、あやか達とはそれなりに親しく付き合っているだけに気になったのか、そう問い掛けてくる。
「忘れているようだが、麻帆良は関東魔法協会という組織の本拠地だ。で、学園長の近右衛門がその理事をしている。更に言えば3-Aそのものが魔法を知らされているテストケースでもあるからな。勿論個人的に嫌だというのなら考慮もしただろうが、幸い3-Aはクラス全員の仲がいい。それを考えれば、それ程不思議でもないだろう?」
「……なるほど。まぁ、あやか達の意志を尊重しているというのなら私としては文句は無い」
納得したのか、それ以上は特に何を言うでもなくクッキーへと手を伸ばすスレイ。
卒業パーティか。あやか達には何かプレゼントを贈った方がいいかもしれないな。ギアス世界の件で忙しかったとは言っても、最近は通信で多少やり取りするくらいだったし。
そんな風に思っていると、麻帆良や内政、外交に関する話は一段落付いたと判断したのだろう。レモンが話題を変える。
「それで、ニーズヘッグの件だけど……」
「どうした? 一応オーバーホールをするって事で魔法球の中に入れておいただろう?」
「ええ。で、いい機会だから以前言ってた改修をしようと思って。許可を貰える? 暫くニーズヘッグは使えないと思うけど」
「改修?」
その言葉で、フレイヤ弾頭についての話を思い出す。
「確か、ミサイルを付けるとかなんとか言ってたが……あの件か?」
そう告げた時、何故かレモンとマリューが俺の顔をじっと見つめる。
そして数秒。やがて何かに思い至ったかのように頷くと、バツの悪い表情を浮かべながら目と目で会話し始めた。
その様子は、見るからに何かをやらかしたといった風な感じだ。
「……何を隠している?」
「べ、別に隠している訳じゃないわよ? ただ、ギアス世界の技術を解析するのに忙しくて報告するのを忘れただけで。私はてっきりマリューがアクセルに報告してるんだとばかり思ってたんだけど」
レモンのその言葉を聞き、マリューもまた同様に驚きの表情を浮かべて口を開く。
「ちょっと、確かに私が忘れていたのは事実だけど、それはレモンも同様でしょ? 私だけに押しつけないでちょうだい」
そのまま数分程お互いに言い争いをし、やがて何故か最終的には話をきちんと聞かなかった俺が悪いという結論で落ち着く事になる。……何故だ。いやまぁ、ここで言い争いをされるよりはマシだからいいけど。
「で、話を戻すと結局どういう事なんだ?」
「そもそも前提から変わったのよ。私達があの時にランツェ・カノーネを
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