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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第404話】
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戦いに卑怯だ正々堂々だ何て言うなら、てめぇが今やってる二対一は一体どう説明するって言うんだよ?」
「白式と紅椿は対となって作られた存在だ! 卑怯も何も無いッ!」
「あぎゃ? ――ククッ! まさに餓鬼の理屈だな! そんな理由で二対一を正当化しようってのか? 正々堂々と戦えだ? 笑わせるんじゃねぇよッ!」
ビリビリと空気が震える怒鳴り声と共に、動きが止まった二人に対して連続で切りつけ、距離を離す。
「テロリストに何を言っても無駄な様だな……一夏! 二人で仕留めるぞ!」
「おぅッ! 月穿ィッ!」
最大出力で放つ荷電粒子砲――真っ直ぐ突き進むその一撃はやはり盾の機能によって吸収されてしまった。
現状、流れ弾が来てない今の内に、俺は美冬達にアイコンタクトで指示を送る。
殆どがエネルギー切れとはいえ、美冬達はまだかろうじて一撃は耐えられる。
隙があれば俺以外のエネルギー切れのメンバーはアリーナに一旦退避、セシリアと鈴音を教師かクラスメイトに預けてから補給って形が理想だが――。
「あぎゃ、無駄って言うよりかはお前が自分ルール押し付けて更に聞く耳持たねぇだけじゃねぇか……。 まあいい、仮に通じたとしても平行線なのは明白だってのは分かってるんだよ、これがな」
新たな武装を呼び出す男――その手に握られていたのはクロスボウ型のライフルに見えた。
「……あぎゃ、食らいなッ!」
砲口が光ると、一斉に五本もの粒子ビームを放つそのライフル、一夏は直ぐにその射撃を防ごうと霞衣を前面に展開して篠ノ之を守る形で間に割って入る。
「箒はやらせねぇよッ! 亡国機業!」
「あぎゃ? ……弱い雑魚が雑魚を守るか……。 だがな、無駄な行為って奴さ!」
放たれた五本の粒子ビーム――それがまるで生き物の様な――軌道が読めないフレキシブル射撃を行った。
「な――こいつ!」
「あぎゃぎゃ、残念ながら俺様のBT適性値は83何でな。 この程度、造作もねぇッ!!」
五本の粒子ビームは、霞衣を避けて完全に防御を怠っていた篠ノ之の背部に直撃を浴びせる。
「クッ……姑息な……! だが、この程度の消失で私は倒れん! 絢爛舞踏、発動!!」
コツを掴んだのか、完全に絢爛舞踏を使う篠ノ之――また金色の粒子を放出させ、一夏にもエネルギー譲渡を行った。
……まるで電池だな、篠ノ之は。
「あぎゃ、何度食らわせても直ぐに全回復か……。 あぎゃぎゃ、まあ別に構わないさ。 腕は凡骨、精神的に参らせてやってもいいし……或いは……」
何かを呟きながら一夏を見る男、一夏は一夏で、武装腕をブレードに切り替え、光刃が剣の形に形成
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