第3話
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がいるのかわかってんだろうなァ!? 箱庭第六六六外門を守る魔王が俺の後見人だぞ! 俺に喧嘩を売るってことはその魔王にも喧嘩を売るってことだ! その意味が・・・・」
「ハッ!上等じゃねえか。魔王と戦えんなら、むしろ万々歳だぜ!」
「この小僧!!」
そう言ってガルドは腕を振りかぶり拳を突き出した。だが正義は平然とそれを受け止める。
「おい、獣。1つ取引という名の勝負をしようぜ、ギフトゲームでこっちが勝ったらお前等の台頭の禁止と箱庭の外に逃れることを禁止する。逆に俺等が負けたら、お前が今まで行ってきた罪を黙認してやる、これでどうだ?分かったらとっと失せな!」
そう言い終わるとガルドを持ち上げた。
「おいジン、フォレス=ガロってのはどっちだ?」
「えっ?あちらですけど?」
その続きを言う前に正義はジンが指差した方向目掛けてガルドを投げ飛ばした。その後振り返り飛鳥たちの方を向く。
「悪いな、勝手に話進めちまって」
「別にいいわ。それよりそろそろ黒ウサギたちが戻ってくるんじゃないかしら?」
広場で合流した一同は黒ウサギに状況を説明した。
「何を考えていらっしゃるんですか!?一体何をどうすれば、フォレス=ガロのリーダーと接触して、あまつさえギフト勝負する状況になるのですか!しかも決闘の日取りは明日??それに敵のテリトリー内でだなんて!準備している時間もお金もないんですよ??一体どんな勝算があってこんなことをしたんですか??」
一通り状況を説明すると黒ウサギは堪りかねたものを吐き出すように早口に捲し立てた。
「聞いているのですか??御三方!」
『むしゃくしゃしてやった。後悔はしてる』
「黙らっしゃい??,」
3人のまるで示し合わせたかのような解答に黒ウサギは何処からともなくツッコミの定例アイテムハリセンを取り出して3人を叩くが、正義はひらりと躱して黒ウサギの腕を掴もうとする。だが黒ウサギはそれを避けるとハリセンを構える。
それをニヤニヤしながら見ていた十六夜は黒ウサギを止めにかかる。
「まあいいじゃねえか。こいつらも見境なく喧嘩ふっかけたわけじゃねえんだから許してやれよ」
「そうそう、細かい事を一々気にしてたらその自慢の毛並み禿げるぞ?」
「ハゲ・ま・せん??十六夜さんは面白ければ良いと思ってるかもしれませんが、このギフトゲームで得られるのは自己満足だけなんですよ?この契約書類を見て下さいよ。ちなみに契約書類は主催者権限を持たない人が主催者になる際に書く契約書です」
黒ウサギは契約書類を十六夜に渡しながらも説明する。
そこにはこう記されていた。
「“参加者が勝利した場合主催者は参加者が言及する全ての罪を認め、箱庭の法の下で公正な裁きを受
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