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問題児+異能者が異世界から来るそうですよ?
第3話
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水神から苗樹のギフトを手に入れ(正義は水神を結局呼び出して使役することにした。)一行は、森の岩場に座り黒ウサギに説教を受けていた。
「全く、何を考えていらっしゃるんですか!?箱庭に来て早々、勝手な行動をなさるのですか!」
「そんなの別に良いだろ?それより黒ウサギ、お前のコミニティの状況について教えろ」
そう言った正義の片目には鶏の形の瞳になっていて、黒ウサギからは意識が無いように感じられた。
「はい、私たちのコミティについてお話しいたします」
無機質な口調で語り始めた黒ウサギから語られたのは予想を遥かに凌ぐものだった。

まとめるとこうだ。
ジン=ラッセル率いるノーネームはかつてはアルカディアと呼ばれる東区画最大のコミニティで人類で最も多くの魔王を倒しその名と旗を掲げ、注目を置かれる一大コミニティだった。だが、3年前に現れた正体不明の謎の魔王にギフトゲームに強制的に参加させられ敗北し、あらゆるもの・・・つまり人材、旗そしてコミニティの名を奪われたという。今では黒ウサギのお蔭で何とか活動できているため名と旗を取り戻すために活動しているのだ。


「成程な。それで異世界から俺達を呼び寄せたのか?」
そう言うと正義の目が戻り黒ウサギに生気が戻った。
「十六夜さん、正義さん騙したことは心からお詫びします。ですが黒ウサギは・・・」
「そいつは別にいいぜ。黒ウサギ、入ってやるよ、お前等の『コミニティ』に。なんせこんなわくわくする感じを与えてくれる奴と戦う宿命を負うんだろ?最高の娯楽だぜ。これ以上の楽しみはねえな、十六夜も入るだろ?」
そう言って十六夜に問う。
「当たり前だろ?そんな面白そうなの参加しねえわけねえだろ」
「それじゃあ」
黒ウサギは嬉しそうに嬉しそうな顔をした。
「ああ、お願いされなくても入ってやるよ」
そう言って正義は微笑んだ。






黒ウサギが十六夜と本体の正義に説教等をしている頃、飛鳥たちはカフェテリアを訪れていた。
「・・・本体の野郎、水神と対決しやがって羨ましいぞ」
「いきなりどうなさったんですか?」
正義の分身がいきなり呟いたので、ジンは少し驚いたようだ。
「なんでもねえよ、俺は折原正義だ。そこの2人は黒髪ロングが久遠飛鳥、ショートヘアが春日部耀だ。よろしくなジン」
そう言って正義全員を紹介する。
「ご注文は如何しますか?」
正義が紹介が終わると同時に店員が注文を聞きに来た。その来た店員は猫の耳と尻尾がある店員だった。
「紅茶を3つ、緑茶を1つあと軽食にこれとこれを」
「ニャーン(猫マンマ一つ)」
「はい紅茶が3つ、緑茶がお1つと猫マンマがお一つ。以上でよろしいでしょうか?」
『え?』
「三毛猫の言葉わかるの?」
「はい♪
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