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Ghost trick
夕暮れの宴

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ルフィ「あ!お前!目覚めたのか!!」

甲板に出ると、笑みを見せる麦わら海賊団の船長、ルフィが話し掛ける。

『チョッパーのお陰でね』

ルフィ「そっか。良かった〜!」

『何でウチの心配すんの?』

安心する彼に対して、彼女は素朴な疑問をぶつける。

ルフィ「俺の仲間になる奴の心配すんのは当然だろ」

『…相変わらずお人好しだね』

当たり前の様に答えるルフィに、少し呆れる様に笑うムウマ。

『誘ってくれんのは嬉しいけど、仲間には成んないよ』

ルフィ「えーΣ何でだよ!一緒に海賊やろうぜ!!」

チョッパー「そうだよ!冒険も出来るんだぞ!!」

と、粘る様に説得する。

『悪いけど、犯罪者には成りたくないんでね』

ゾロ「お前、海兵にでも成りてーのか?」

首を挟む様に話に入り、質問を投げ付ける。

『いや?ウチは傍観者で居たいんだ』

フランキー「んなモン観てるだけで、スーパーつまんねぇじゃねーか」

ブルック「そうですよ。そんな人生楽しいんですか?」

彼女の意見に反論する二人。

『それなりに楽しいよ(笑)』

と、ムウマはふわりと笑みを浮かべて答える。

『それより、もう夜になるね』

空を見上げると、オレンジ色だった空がネイビー色に変わっていた。

『今日は此処で一晩過ごすしか無いね』

ウソップ「ちょっと待てよ!この近くに島は無ぇのかよ!!?」

ナミ「この子の言う通りよ。この近くに島らしき島は無いわ」

航海士であるナミで冴えも、今回は彼女の言葉に肩を持つ。

ルフィ「良いじゃねーか別に。いつもの事だろ?」

と、お決まりの笑顔で言う船長。

ロビン「それに、下手に動いたら危険かも知れないわ」

ブルック「それは嫌です!もしそんな事があったら私、ビックリして死んじゃいますよ!
あ…もう死んでますけど」

チョッパー「俺もルフィに賛成だ!!」

ロビンの一言に、ビビりの二人はあっさりと意見に賛成する。

ルフィ「よーしっ!野郎共!今日は宴だー!!」

こうして、ムウマ歓迎の宴が行われた。

to be continued


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