死亡フラグ貰いました。
3話:つかの間の平穏 前編
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う?」
「え、あ綺麗で、じゃなくて! サーシャさんは知ってたんですか? マリがああやって起きてくるのを!」
「知ってたわよ。朝がどうなるか昨夜から楽しみだったわ〜」
そう言ってすたすたと台所の方へ行ってしまった。ほんと、なにが目的なんだろうか?
「でも、綺麗だったのは否定できないな!」
そうだな、見ちゃったものは仕方ない。やましい気持ちなんてない、ないぞ!
「なにが綺麗だったのかなぁ? ダァレェン〜」
「うわっ!」
気がつかなかった。俺の後ろには怒っているというのすら越えているマリが……。あれか阿修羅すら凌駕する存在か。懐かしいなぁ。
「この変態! 女の子の着替えを、しかも二回も見ちゃうなんて! 変態! 変態!」
「いや、どっちも事故だから! 見ちゃったのは否定しないけど、あと綺麗でした!」
「へ、綺麗?」
お、これは許してくれるか?
「うん、綺麗だった! かわいい! グッド! ……あ、でも胸ぇっ!」
ドスッ! という音という音をさせて、俺のみぞおちにマリが手を突っ込んだ。
「ぱうっ、みぞおち……やめ」
「やっぱり、ダレンの変態〜〜!」
それから10分ほどマリに追いかけられた。結果はマリが転んで涙目になって終了。仲直りはできました。適度な運動の後の朝食はとても美味しかった。あと、サーシャさん達のにこにこ顔がハンパなかった。
●●
う〜、ダレンに裸を見られちゃった。上半身だけだから良かったけど、物凄く恥ずかしい……。忘れてた、ダレンが一緒の部屋にいたこと。
綺麗って言われたけど、胸がどうしたのだろう? 反射的にやってしまったけれど……。う〜ん、平均的だと思うけど。
でもダレン、寝てるときにうなされていたけど大丈夫かな?
●●
「ダレン、こっち〜」
「お願い、ちょっと待って……」
今、俺達がいるのは開墾地の周りの森。俺は何でここにいるのだろう。てっきり、皆の手伝いでもするのかと思っていたのだが。いきなり、遊んでこい、だからなぁ。
それは、朝食を食べ終わった後。
「いよっし! レッツ開墾!!」
俺の頭の中には、クワを持って高笑いしている俺のビジョンが。ザックザック、物凄いスピードで畑を耕している。
『イヤッハ〜ッ! 楽しい〜!』
素晴らしいなぁ……。ワクワクしてきた。
「そういえば、ダレン君」
「はいっ! なんなりとっ! 早速、クワでザックザックですか?」
サーシャさんからの呼び掛けに、俺は準備万端をアピール。あとは、クワを持って外へと駆け出していくだけだ! 開墾への熱意は急上昇。
「えーと
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