暁 〜小説投稿サイト〜
貰った特典、死亡フラグ
死亡フラグ貰いました。
3話:つかの間の平穏 前編
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
う?」

「え、あ綺麗で、じゃなくて! サーシャさんは知ってたんですか? マリがああやって起きてくるのを!」

「知ってたわよ。朝がどうなるか昨夜から楽しみだったわ〜」

 そう言ってすたすたと台所の方へ行ってしまった。ほんと、なにが目的なんだろうか?

「でも、綺麗だったのは否定できないな!」

 そうだな、見ちゃったものは仕方ない。やましい気持ちなんてない、ないぞ!
 
「なにが綺麗だったのかなぁ? ダァレェン〜」
  
「うわっ!」

 気がつかなかった。俺の後ろには怒っているというのすら越えているマリが……。あれか阿修羅すら凌駕する存在か。懐かしいなぁ。

「この変態! 女の子の着替えを、しかも二回も見ちゃうなんて! 変態! 変態!」

「いや、どっちも事故だから! 見ちゃったのは否定しないけど、あと綺麗でした!」

「へ、綺麗?」

 お、これは許してくれるか?

「うん、綺麗だった! かわいい! グッド! ……あ、でも胸ぇっ!」

 ドスッ! という音という音をさせて、俺のみぞおちにマリが手を突っ込んだ。

「ぱうっ、みぞおち……やめ」

「やっぱり、ダレンの変態〜〜!」

 それから10分ほどマリに追いかけられた。結果はマリが転んで涙目になって終了。仲直りはできました。適度な運動の後の朝食はとても美味しかった。あと、サーシャさん達のにこにこ顔がハンパなかった。


●●


 う〜、ダレンに裸を見られちゃった。上半身だけだから良かったけど、物凄く恥ずかしい……。忘れてた、ダレンが一緒の部屋にいたこと。

 綺麗って言われたけど、胸がどうしたのだろう? 反射的にやってしまったけれど……。う〜ん、平均的だと思うけど。

 でもダレン、寝てるときにうなされていたけど大丈夫かな?


●●


「ダレン、こっち〜」

「お願い、ちょっと待って……」

今、俺達がいるのは開墾地の周りの森。俺は何でここにいるのだろう。てっきり、皆の手伝いでもするのかと思っていたのだが。いきなり、遊んでこい、だからなぁ。








 それは、朝食を食べ終わった後。

「いよっし! レッツ開墾!!」

 俺の頭の中には、クワを持って高笑いしている俺のビジョンが。ザックザック、物凄いスピードで畑を耕している。

『イヤッハ〜ッ! 楽しい〜!』

 素晴らしいなぁ……。ワクワクしてきた。

「そういえば、ダレン君」

「はいっ! なんなりとっ! 早速、クワでザックザックですか?」

サーシャさんからの呼び掛けに、俺は準備万端をアピール。あとは、クワを持って外へと駆け出していくだけだ! 開墾への熱意は急上昇。

「えーと
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ