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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
召喚者-ティファニア-part1/半妖精の召喚の儀
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上がって、光を掴もうとしたその人影は、マントを着た人物に向かって怒鳴る。だが、さらに別の誰かが三人ほど現れた。三人組のリーダーと思われる男…いや、よく見るとそれは人間ではなかった。
 銀色の体に赤い模様を刻み込み、貴族が持ち得ることがないような立派なマントを羽織った…人型の存在だった。
 いや、ルイズは知っている。自分の使い魔から聞いた特徴と合致していたのだから。
「ウルトラマン…!?」
 そう、彼らはウルトラマンだった。それも一人だけじゃない。この場にいる全員で、5人もいる。
リーダー格の、胸にいくつものマークを刻んだウルトラマンが、赤と蒼の模様と二つの鶏冠か角のようなものを持つ六角形の金色の目を持つ、たった今光を掴もうとした若いウルトラマンに言う。
「お前はM78宇宙警備法を破った。大人しく来い!」
 そう言うと、彼の隣にいた二人のウルトラマンたちが、若者のウルトラマンを両側から取り押さえた。
「は、離せ!!」
「暴れるんじゃない!」
「離せよ!!」
 自分を捕まえるその手を振りほどこうとするが、二人係りで身動きを封じられた彼はそのまま連行されていった。
(何…これ…?)
一体これは何の夢だ?

 若いウルトラマンを止めた、彼と似た特徴を持つ赤いウルトラマンは、言っていることは厳しくも、どこか悲しげに告げた。

「残念だが、もうお前に

ウルトラ戦士を名乗る資格はない…」

なぜこんな光景が?自分は今何を見せられているのだ?ルイズはどういうことが説明を求めようと、ウルトラマンたちに向けて声をかけようとするが、ここでぐにゃりと視界が歪んでしまい、やがてルイズも意識を手放した・


「ん…」
 ルイズはここで目を覚ました。まだ外は双月が輝いている。そして目の前には、なぜかシャツとズボンだけのサイトがいる。つまりベットに寝ている自分に覆いかぶさっているのだ。その上サイトはルイズのネグリジェを捲くっていた。下着を着けていない、生まれたままの自分の姿がほとんどさらけ出されていた。
「よ、よお」
「………あんたなんでベットにいるの?というか私に何しようとしたの。っていうか何してるの」
「恋人同士がする愛の語らいを…」
 そこまで言ったサイトの股間をルイズは蹴りあげ、ベットから彼を蹴り飛ばした。
「おぐ!?」
 悶絶して床の上に転がるサイト。ルイズはそんな彼の頭を、ものすごく荒まじいオーラを放つあまり髪を波立たせながらゲシッ!と踏みつけた。見るからにものすごく痛そうだ。
 ルイズはサイトへの怒りの炎が燃え上がっていた。たかが使い魔が、ヴァリエール公爵家三女である自分の高貴なベッドに忍び込み、あろうことか自分の嫁入り前の素肌を汚そうとしていたのだ!女としてこれほど許されないことはない!シスの暗黒卿も思わずガ
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