コードギアスR2
0662話
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術に興味があっただけで。……ねぇ? それよりマハラジャの爺から聞いたんだけど、あんたって随分と女好きなんだって?」
唐突に話を変え、流し目でこちらへと視線を向けるラクシャータ。
「女好き、か。まぁ、現状を見れば確かに否定出来ない事実ではあるな」
恋人が4人に、恋人候補が4人。将来的には8人を囲うのだと考えれば、さすがに俺でも女好きというのは否定出来ない事実ではある。
「なら、私があんたに抱かれたらシャドウミラーの技術について教えて貰えるのかしら?」
着ていた白衣を脱ぎ、その下に着ている胸元と臍が大きく開いている服装が露わになる。正直、ラクシャータという人物は魅力的なのは事実だ。だが……
「俺を好きだというのならともかく、打算で抱かれるというのは好みじゃないな。嬉しいお誘いだが今回は遠慮しておくよ。それよりも……」
そこで言葉を止め、俺の方へと視線を向けているラクシャータの頬へと手を伸ばしてそっと撫でる。
「本気で俺を愛する、というのなら可能性はあるかもしれないぞ?」
「……やめておくわ」
数秒程目を閉じ、頬を撫でていた俺の手から身体を離し、床へと落ちている白衣を拾って羽織るラクシャータ。
「遊びならまだしも、あんたに本気になったら色々と面倒な事になりそうだし。女傑ともいえる女を4人もモノにしているあんたに抱かれてみたい気はするんだけどね」
そう言いながら笑みを浮かべる。だが、その視線がモニタへと向けられると、やがて笑みを苦笑へと変えて口を開く。
「それよりもいいの? 向こうでちょっと面白い事になってるみたいよ?」
「……何?」
ラクシャータの言葉にモニタへと視線を移すと、そこではまたロイドが好奇心に満ちた瞳で技術班の男へと声を掛けていた。
『それじゃあさ、メギロートって防御が弱いよね?』
『まぁ、そうだな。シャドウとかと違ってバリアの類を装備してないし。シャドウミラーの中でも量を任されている機体だからな。コスト的に出来るだけ削らなきゃいけないんだよ』
『ならさ、エナジーウイングとかどう? 防御に使えるし、攻撃にも転用可能だよ』
『だからコストがだな。特にエナジーウイングとなると……いや、待てよ? サクラダイトが原料なのがコスト的に問題なんだから、それなら別のエネルギー源を……』
『そう。僕達の世界だとこっちでいう核とかその上位互換であるプラズマ・ジェネレーターとかの研究が殆どされてなかったから、それがあるシャドウミラーなら……』
はぁ。まぁ、そういう風に暴走するというのは大体予想していたけどな。
ニヤニヤとした笑みを浮かべているラクシャータからの視線を受け、そのまま通信機のスイッチを入れる。
「エキドナ、技術班が暴走した。鎮圧に向か
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