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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第403話】
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「ッ……!?」
その状態から高々と空へと放り投げると、空を舞う襲撃者――追い討ちと謂わんばかりに、上空へ急上昇していくのだが、最後の抵抗か、それを避けようと残ったスラスターで全力回避を行う襲撃者だったが――一発の射撃が、その動きを制止させた。
ラウラの射撃だ――残った一発、シャルが射撃補正して襲撃者の回避を妨げたのだ。
「……流石だな、ラウラ、シャル! ――この一撃、届けェェェェッ!!」
「がっ……!?」
深々と突き刺さるギガント・マグナムの拳は、絶対防御を発動させると襲撃者のエネルギーがゼロになる。
ISは解除されず、何故か空中で制止したまま息を切らせたのか呼吸の粗い襲撃者――予備のエネルギーで辛うじて浮遊してるというのだろうか。
一方のセシリアも、この戦いを見届けて意識を失うと、機体は粒子となって消え、地表へと落ちていく――その寸前で、ギリギリお姫様抱っこで抱えて助けると、打鉄もエネルギーが無くなったのか強制解除された。
「……っ……こんな雑魚どもに……私が……」
茫然自失してるのか、そう呟く襲撃者――上空のバリアの割れる音が響き渡り、新たな襲撃者が来襲してきた。
「あぎゃぎゃぎゃぎゃっ♪ なかなかやるじゃねぇか、お前ら――特に、有坂ヒルト。 単一仕様の発現、見事だぜ?」
「……!? お前は……!!」
顔はフルフェイスで隠れてわからなかったが、機体は前回の襲撃で見た【ユーバーファレン・フリューゲル】だった。
「あぎゃ、エム……自力帰還は無理そうだな。 ――この地点に行きな、スコールがそこで待っている」
「……っ。 わかった……」
「あぎゃっ♪ 後詰めは俺様に任せな、きっちり時間は稼ぐぜ……って言っても、殆どエネルギー切れの機体ばかりな様だがな、あぎゃぎゃぎゃぎゃ♪」
男の高笑いと共に割れたバリアーから外へと逃げていく襲撃者――エネルギーが無い以上、追い掛けるのも無理だ。
そう思っていると、アリーナに金色の光が周囲を包む、見ると篠ノ之が――。
「【絢爛舞踏】……私に応えろ、紅椿!!」
応えたのか、紅椿が金色に発光と共に、触れた白式も同様に発光していく。
「……! 一夏、やったぞ! 絢爛舞踏が発動した!」
「ああ! これでまた俺は皆を守れる、サンキューな、箒!」
絢爛舞踏が発動し、一喜一憂する篠ノ之――これなら全員のエネルギーを回復する事が出来るかもしれない。
「あぎゃ? ……成る程、絢爛舞踏――単一仕様発動したのか。 あぎゃ、回復するなら待ってやるぜ、篠ノ之モッピー?」
馬鹿にしたようなその言葉に、表情が険しくなる篠ノ之。
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