今更ですよ
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いという極限の精神状態下では、冷静な判断ができるはずもない
そのときの私は考えるのを止め、無心で歩き出していた
黒コートが近づく
そしてすれ違う瞬間、体が引っ張られた
地面に転がされて頭を打ったが、冷静さを取り戻しきれていない頭が
現状を理解しようとフル回転する
さっきまで棒立ちだった黒コートが、手にしたナイフを振り切った体勢で止まっている
切りつけられたと分かり自分の体に傷が無いか探すが、どこにもない
「 これヤバイでしょ! 」
気づくと自分の後ろに立っていた男が私を強引に立たせる
おそらくこの人が私を引っ張って助けてくれたのだと思った
そして手をにぎり走り出す
「 とりあえずウチに! 」
・・・・・
その人の部屋はキレイに片付いていた
震える私に、あったかいコーヒーを渡した彼はいろいろな話をしてくれた
好きな食べ物、自分の非凡でいて妙なところ
朝が来るまで私の側にいてくれた。
うれしかった
今度何かお返ししないとな
・・・何がいいかなぁ
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