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SAOもう一人の聖騎士
アルンへの道その二

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「ぶえーっくしょい!」

「まぁなんとパワフルな」

少々乙女にあるまじきくしゃみを出すリーファを見て、俺はため息をついた。いやはや、どうしてこうなった?

「あのバカのせいか・・・」

俺達は、ちょっとしたトラップによって地下世界「ヨツンヘイム」へと落ちて来たのだちなみにあのバカ(キリト)は幸せそうに睡眠中である

「きゃっ!」

キリトがリーファに倒れ込み、さらにもぞもぞと良いポジションを探っている

「フラグイベント満載だな・・・」

「ぶわっ!」

リーファにどつかれ起床。ああもうどうでもいいや

「ッ!」

全員が振り向く

不気味な雄叫びが、二つ。

「な・・・なんだありゃ!」

少し先の開けた場所で、二体の邪神が戦っていた。

「助けよ、キリト君、クラディールさん」

「OK、だがどうやって?」

「えーと・・・」

何かアイデアでもあるのか、リーファは邪神を助けようと言い出した

「二人共、なんとかして!」

ノーアイデアかよ!しかし、キリトは諦めていない、必死に頭を捻っている

「あのフォルムに、意味があるとすれば・・・」

キリトは、そう呟いた。そして

「二人共、湖まで死ぬ気で走るぞ」
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