24話
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よ。」
「みんな、養ってもらってるから協力するよ。」
あっさり答えた事に驚きましたが、再び尋ねます。
「戦争に参加するのですがいいのですか。人の殺し合いですよ。」
「俺らはすでに通った道だからなぁ。」
「うん、今さらって感じだよ。」
「ははぁ〜ん、恐いんだ。情けな〜い。」
その言葉で私は沈黙します。
自分で決めておきながら、私は確かに恐怖を感じているからです。
「ちょっと、待て、タイムだ。ユキア、アヤノ、集まれ。」
(おい、アヤノ。どうするんだ。図星見たいだぞ。)
(まさか、こんな事になるとか、思わないよ。自分から言い出したんだから。)
(それは、そうなんだろうけど、実年齢はまだ2才だからね。いろいろ、自分で追い込むタイプみたいだから、逃げることが出来なかったみたいだ。)
(おいおい、大丈夫か。)
(その点は心配ないよ。そん時は大丈夫だ。心配なのは後だね。きっと、終わったら自己嫌悪に入るよ。この前の交渉の時みたいに。)
(ああ、交渉の時はたから見て、交渉に行った後、すごく落ち込んでた。)
(そういうところがあるからなぁ。仕方ない励ますか。)
3人とも内緒話しているつもりなんでしょうが、聞こえてしまいます。
(しかし、あの時アーニャが付いて来たのはそういうわけだったのですね。情けない。)
そうして、相談が終わったようなのでこちらに話し掛けようとしたので私から話しかけます。
「励まさなくても大丈夫ですよ。」
「聞こえてたのか。」
そう言って、3人とも顔を反らします。
「いいんですよ。本当に情けない事ですから。それよりも、参加されるならリョウには機体を変えて貰う事になります。」
「それは、いいがどんな機体だ。」
「今、ジェイルとロイドが製作してる特機に乗って貰います。」
「変態とメガネがか。」
「そうですよ。ジェイルにロイド。パイロットが来たので彼に聞いたらどうですか。」
そう言うとジェイルとロイドがリョウに掴み掛ります。
「虎型だ!」
「鷹型だ!」
「おい、何がだ。」
「もう話が終わったので連れて行っていいですよ。」
「おい、ちょっと、待ってくれ。まず、説明してくれ。」
「2人だけだと一向に進まないんだ。決めてやってあげて欲しい。」
「なるほど、いい考えだ。」
「君にも教えてあげるよ。」
「助けてくれ、なんでこんな時だけ力が強いんだ。」
そう言って、リョウの両腕を掴み連れて行きました。
私はリョウの無事を祈りつつ、セシルと戦艦の事を話を始めました。
固まっている2人を置いて。
「戒、通信が掛かっています。」
「ノエル、誰からですか。」
「カザハラ所長からです。」
「カザハラ所長ですか。どうしたんでし
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