第二章
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ぬのう」
「こうなったらちょっと待ってな」
のんびりとしたノドムらしい提案がここで出た。のぞかな農園の中で。
「子供のうち大きくなった娘をさ」
「何年待つつもりじゃ」
「早くて六年かい?」
「あと六年も一人でいるつもりか」
老人は口を尖らせてノドムに言葉を返した。
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