第一章
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」
「今までしたことはないけれどさ」
それでもと返す淳だった。
「特に嫌って訳でもないし」
「それじゃあ」
「ちょっと試しにしてみる?」
こう言うのだった、ここで。
「今日は」
「そうね、それじゃあ」
今日は試しにだった、そうして。
二人で練習してみてだ、こう言ったのだった。
「何かね」
「かなり難しいわね」
「うん、一人とは違ってね」
「一人だったらね」
二人一緒に試しに滑ってからだ、こう言ったのである。
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