第一章
[2/2]
[9]前 最初 [2]次話
かった。だが。
警官達は町に向かう中でだ、こう話していた。
「夜に行けとはな」
「またおかしな話だな」
「ええと、依頼先はシラノ=ド=デュパンか」
「革命前は子爵位の家の嫡男だったんだな」
「貴族の出か」
「まだ若いらしいがな」
そのナポレオンが言った男についてだ、彼等はいぶかしみながら話すのだった。
「仕事には就いていないのか」
「革命で家が落ちぶれ僅かに残った遺産で生きている」
「そして昼には外に出ず夜に出歩いている」
「また変わった男だな」
「そんな男があの町の問題を解決出来るのか」
「どうなのかね」
「いや、陛下が言われたことだ」
ナポレオン、彼がだというのだ。
[9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ