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ギロチンの女
第一章
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かった。だが。
 警官達は町に向かう中でだ、こう話していた。
「夜に行けとはな」
「またおかしな話だな」
「ええと、依頼先はシラノ=ド=デュパンか」
「革命前は子爵位の家の嫡男だったんだな」
「貴族の出か」
「まだ若いらしいがな」
 そのナポレオンが言った男についてだ、彼等はいぶかしみながら話すのだった。
「仕事には就いていないのか」
「革命で家が落ちぶれ僅かに残った遺産で生きている」
「そして昼には外に出ず夜に出歩いている」
「また変わった男だな」
「そんな男があの町の問題を解決出来るのか」
「どうなのかね」
「いや、陛下が言われたことだ」
 ナポレオン、彼がだというのだ。
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