暁 〜小説投稿サイト〜
26歳会社員をSAOにぶち込んで見た。
第八話 Xasarda
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型の俺とは相性悪いんじゃないのか?」
 俺が一応、そう退くように促すも。
 ザサーダはクスクスと笑みを浮かべた後。
「ビーストテイマー、ね。 まぁ確かに私はソレだ。 しかし、ビーストテイマーはそのスキルだけ特化させてるとでも思っているのかな?」
 そう口にして、ザサーダは、その槍を振るい、俺の大剣へと当ててきた。
 その瞬間、一瞬、グリュンヒルのグラフィックがブレる。
 ……耐久性が、著しく低下しただと?
 俺のグリュンヒルは、重ねられた強化でちょっとやそっとじゃ折れない耐久になっている。
 それを、一気に低下させるほどの攻撃……!?
「面白いことを教えてあげよう。 私はね。 槍、昆、大剣、直剣、細剣、戦槌、メイス、ビーストテイマーの熟練スキルは全て500を超えている。
特に槍、直剣は800を突破していてね。 便利上ビーストテイマーをやっているだけで、槍であろうとなんであろうと使えるのだよ。
まぁ私の場合、STR特化型故に俊敏さには欠けるのがウィークポイントか」
 そう言いながらザサーダはぐるぐると槍を回すと。
 真紅のエフェクト共に、こちらへと矛を向けてくる。
「レベル差がどうしたというのかな? 大剣と槍の相性がどうだ? SAOはSNS等と違ってプレイヤースキル依存型のネットゲームだ。
私のプレイヤースキルに敵うと思っているのかな?」
 我が物顔でそう口にするザサーダに。
 俺は、躊躇い無くグリュンヒルを向ける。
「ああ、思ってる。 オレンジポインターになろうと構わねぇ。 お前は危険だ。 ここで潰させてもらう」
「人殺しにでもなるつもりかい?」
「牢獄へぶち込ませてもらうさ」
 その言葉に、ザサーダは笑った後。
「くくく! 面白い! これは中々どうして面白い! 逃げるという選択肢もあるというのに!
いや、ユイツーの話では、大半のプレイヤーがここで逃げるらしいというのに!
このザサーダに、MPKにどうして敵うと思うのか! たかが一般プレイヤーが、たかが強化型大剣で、このレア武器のホースキラーに!」
 そう口にするザサーダに。
「うるせぇな! 社会人ってのは、逃げるなんて選択肢はねぇんだよ! やるしかねぇんだよ!」
 俺は、痺れを切らし、大剣を振るう。
 その瞬間、ザサーダは一歩後ろに下がったかと思うと。
 隣にいたテツオにスキルで指示を与える。
 同時に、テツオはスキルエフェクトを振りまきながら、俺へと襲い掛かってきた。
「じゃあな、テツオ!」
 初撃は、体術スキルの足払い。
 それを避けたことを確認した後、踏み込み。
 脳天に一撃を叩き込む。
 足払いを避けたばかりのテツオは、当然それを回避できず、直撃。
 しかし、あまり体力が削れた様子は無い。
 硬い……!?
 なら、間髪入れず
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