暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth5-Cアムルの守護騎士団〜Glauben OrdeN〜
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イト。参ります」
「ルシリオン・セインテスト・フォン・シュゼルヴァロード。参る」
――
雷牙月閃刃
(
ブリッツ・エアモルドゥング
)
――
“キルシュブリューテ”の刀身に真紅の雷光が付加される。
――ゲシュウィンディヒカイト・アオフシュティーク――
そしてシャルロッテは両翼を羽ばたかせて一気にルシリオンに接近。ルシリオンは「上手く発動してくれよ」と呟き、先程組み上げたばかりの術式を発動させる。
――
女神の救済
(
コード・イドゥン
)
――
†††Sideアギト†††
フォーアライター・オルデンとの戦いの翌日。陽も高くまで上がってもうお昼時。マイスターは結局昨日は起きなかった。今もあたしの目の前で眠り続けてる。
「ん? なんだろう・・・・?」
外がガヤガヤ騒がしい。ベッドの上から窓まで飛んで、外を眺めてみる。正門からエントランスまでの中庭に、アムルの人たちが数十人って集まってた。エリーゼさんやアンナさんが中庭で応対してる。聞き耳を立てようとしたところで、「・・・ん・・・アギト・・・?」って、後ろから聴きたかった声が。
「マイスターっ!」
振り向いてみると、マイスターがしっかり目を開けてあたしを見ていた。急いでマイスターのところに戻って、胸の上に降り立つ。マイスターはいつものようにあたしの頭を撫でてくれた。そして「外が少し騒がしいようだけど・・・何かあったのか?」って訊かれたけど、「判んない」って首を横に振った。
「なら話を聴きに行こうか」
「えっ? もう起きても大丈夫なのっ?」
「問題ないよ。身体的なダメージは何一つとして負っていないからな」
マイスターはベッドから降りて、ゆったりとした部屋着のままで部屋を出て行くのをあたしも続く。あたしはマイスターの背中に向けて「マイスター。また記憶が、その・・・・」って訊き辛かったけど訊いてみた。
マイスターは自分の右肩をトントン叩いた。座っていいよ、って合図。「失礼します」って一言断ってから降り立つ。そしてマイスターは「・・・ああ。失ってしまったようだ。思い出せないけど」って寂しそうに答えてくれた。とそこにシグナムとヴィータとシャマルが自分たちの部屋から出てきて、
「「オーディンっ」」「オーディンさんっ」
マイスターの姿を見ると駆け寄って来て、遅れてザフィーラも狼形態で歩いて来た。
「オーディン、もう歩いても平気なのかよっ?」
「オーディン。お体の方はもうよろしいのですか・・・?」
「我が主。もうしばらくお休みになっていた方が」
「ごめんなさい、オーディンさん。私が余計にオーディンさんを苦しめたのかもしれません」
「まずはヴィータとシグナムとザフィーラに。身体はもう何も問題ない。少しばかり核に
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