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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth5-Cアムルの守護騎士団〜Glauben OrdeN〜
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ると言った風だ。その様子に気づいたルシリオンが「黙って作業するのもつまらないから、何か話そうか」と微苦笑。
シャルロッテは表情を輝かせて何度も頷く。そして、「ルシル、夜天の書の主になったんだよね?」と話を切り出した。ルシリオンは「ああ、そうだけど・・・それが?」と問い返す。
「・・・・夜天の書を解放するの?」
「まさか。管制人格である彼女を目覚めさせ、具現化させるために400ページまで埋めるがそこまでだ。完成させないし、解放も当然しない」
「・・・・そっか。はやてが魔導師としての道を行くには必要だもんね、闇の書事件」
「そういう事だ。彼女やシグナム達には悪いが、はやての元に転生するまでは闇の書として存在してもらう。だが、私が主としている間、出来うる限りの幸せを送ってもらえるよう努力するつもりだ。とは言え、こんな戦乱期である以上、どうしても戦闘に駆り出させ、人を傷つけさせなければならないが」
「そればかりはどうしようもないよね。時代が悪い。でも、うん。それでも何とかあの娘たちの事を守ってあげて」
「言われるまでもないよ、シャル。・・・・さて。
女神の救済
(
コード・イドゥン
)
の試作術式が出来た。シャル。少し付き合ってもらえるか?」
「模擬戦だね。いいよ、付き合ってあげる。エインヘリヤルの役目でもあるしね」
2人はロッキングチェアより立ち上がり、ルシリオンが指をパチンと鳴らす。一瞬の闇。そしてすぐさま世界がガラリと変わる。
地平線の彼方まで続く天地を覆い隠す黒い雲は中央に向かって吸い込まれるように渦を巻き、天壌には輝くルーン文字が舞い、ところどころに大小さまざまな球体が点在している。唯一の明かりは地平線の果てに輝く曙光のみ。雲が照らされて、微光の絨毯となっていた。純粋な戦闘空間として在る創世結界・“聖天の極壁ヒミンビョルグ”。
――
我を運べ
(
コード
)
、
汝の蒼翼
(
アンピエル
)
――
――
真紅の両翼
(
ルビーン・フリューゲル
)
――
ルシリオンの背より12枚の蒼い光で構成された剣の翼が展開され、シャルロッテの背からは一対の真紅に光り輝く翼が展開された。ここ“ヒミンビョルグ”には足を付ける事の出来る大地が無い。そのため2人は空を飛ぶための飛翔魔術を発動。
そしてシャルロッテの右手から彼女の魔力光であるルビーレッドの閃光が発せられた後、そこには一振りの長刀が存在していた。桜色をした刀身はひたすら長く、柄もあわせると、シャルロッテの身長と同じ165cmほどの長さだ。銘を魔造兵装第九位・“断刀キルシュブリューテ”。桜、という意味を持つこの長刀こそシャルロッテの生前からの愛刀だ。
「あ、言い忘れていた。魔力攻撃で頼むぞ。物理攻撃はしないように」
「ん。じゃあ行くよ、ルシル。シャルロッテ・フライハ
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