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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth5-Bアムルの守護騎士団〜Glauben OrdeN〜
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・・・どんなもんだよ。鉄槌の騎士ヴィータと鉄の伯爵グラーフアイゼン。あたしらの行く手を拒める奴なんていねぇんだよ」
そう言っているもののヴィータはボロボロだった。私とファルコが一対一だったのに対し、ヴィータは数人との一対多数戦だ。それでもなお勝利を収めたヴィータにはもう称賛を送るしかないだろう。
「その名乗り・・・・おいおい、冗談だろ。お前らまさか・・・守護騎士ヴォルケンリッター・・・!?」
ファルコが目を見開きつつ訊ねてきた。イリュリアの騎士であるのなら、我ら守護騎士がかつてイリュリアに仕えていたことを知っていてもおかしくはないだろう。ゆえに私は「そうだ。守護騎士ヴォルケンリッターが将、剣の騎士シグナムだ」と肯定を示す名乗りを上げる。
「・・・くく・・はは・・あははは・・・はははははははっ。道理で強いわけだ。毒が効かないのも頷ける。闇の書を守るプログラム守護騎士ヴォルケンリッターだもんなっ。騎士オーディンが今回の闇の書の主というわけだ・・・・ハッ、クソが。フュンフ、融合だっ!」
†††Sideシグナム⇒アギト†††
シグナム達の邪魔にならないように森の中に移動して、あたしの姉フュンフと闘う。
「とっとと壊れてしまいなさい
裏切り者
(
ゼクス
)
っ!」
――ヴィント・バイセン――
フュンフと一対一で闘うなんて、いつ以来だろう。あたしたち融合騎を開発した連中は、七騎の融合騎プロトタイプを時々戦わせた。お互いの戦い方を知ればなんとか・・・って言って。あたしだって頑張ったけど、あたしが七騎の中で一番弱かった。
開発順で言えば末妹のズィーベンにすら負けた。あの時、確かにあたしはクルムだったかもしれない。だけど今は・・・理由も見出せなくて空っぽのまま戦ってたゼクスじゃなくて、ちゃんと戦う理由が出来たアギトとして、ここに居る。
「あたしはアギトだっ。もうゼクスじゃないっ!」
――フランメ・ドルヒ――
衝撃波を避けて、待機させてた炎の短剣をフュンフに向けて一斉発射。ヌンマー・ヌル・ヌル・ヌル・フュンフ。融合騎プロトタイプの7番目、大気操作の実験機だ。だから移動が速い。あたしの攻撃を風のように避けて、一瞬で間合いを詰めてきた。
「名前がなんであろうと、あなたが私の妹で、一番の役立たずで、そしてもう存在している価値もない裏切り者である事に変わりないわ」
「
イリュリア
(
そっち
)
に無くても
アムル
(
こっち
)
にはあるっ!」
――ブレネン・クリューガー――
至近距離で火炎弾を放つ。突っ込んで来るなら迎え討てばいい。さっきシグナムがやったことと同じだ。だけどそれでもダメだった。目の前から消えたと思ったら、フュンフはあたしの背後に回り込んでた。
「どちらでも構わない、わッ!」
「ぐ
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