第六話 Central highway
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んな表情が出来たのかと、感心してしまった。
表情には出さずに右肩のキャノンを向ける。
ルインもセイバーモードからバスターモードに切り換えてバスターのチャージを開始する。
VAVA「丁度いい、新しい兵装を試させてもらうぜ!!ナーバスゴースト!!」
ルイン「フルチャージ!!」
VAVAのキャノンから放たれた高出力のレーザーとルインのフルチャージショットがぶつかり合う。
レーザーは砲撃の中心は砕いたが、砲撃に伴われていたエネルギー弾がVAVAに襲い掛かる。
VAVAはそれを翻し、ルインに向けてバルカンを放つ。
しかし、バルカンはルインのセイバーによって蒸発する。
ルインに届く弾丸は極僅かだ。
それすらもルインのアーマーには傷つけることは出来ない。
VAVA「ほう…」
ルインのアーマーの頑強さに目を見張りながらも、脚部に装備されているボムをルインに向けて放つ。
直ぐさまルインも距離を取る。
ルインがバスターを向けたその時、VAVAが拳を構えて突っ込んでくる。
ルイン「!!?」
まさかの動きに目を見開き、硬直した。
VAVAの右腕が発射された。
ルインはそれを屈んでかわすが、ロケットパンチは軌道を変えてルインの背中に命中する。
ルイン「ぐっ!!?」
VAVA「インフィニティーギグ…高いホーミング性を持ったロケットパンチだ。」
ルイン「ああ…確か、ロケットパンチ系の兵装を持ってたね…」
セイバーを杖がわりにして立ち上がるルイン。
ルイン「それにしても君らしくない戦い方だね。普段の君なら、圧倒的な火力で敵を捩じ伏せる戦いをするのに、随分と控えめな攻撃ばかり…大方、捕らえられた時のままなんでしょう?」
充分な補給はされておらず整備も特にされてはいないのかもしれない。
実弾を多用するVAVAの兵装は整備を怠るとリスクが大きい。
最悪、暴発して自身を破壊してしまう。
VAVA「ふん…あのシグマも随分といい趣味をしていたということだ。」
ルイン「ああいうのは性悪って言うんだよ」
VAVA「違いねえ」
脚部が展開し、バーナーの炎がルインに迫る。
それを横にかわしてバスターをチャージし、緊急加速装置を使い一気にVAVAに肉薄する。
戦闘でルインが最も多用する手だ。
避けきれないと悟ったのか、VAVAは全身から冷気を放ち始めた。
VAVA「フローズンキャッスル!!!!」
身体の表面に薄く硬い氷を纏う。
フルチャージショットは直撃したものの、威力の大半は殺されてしまった。
ルイン「……君、そんな兵装を持ってたの…?」
VAVA「ふん…あのペンギンのデータを参考にしてな。お前が来るのは分かっていたからな、用心するに越したことはない。
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