暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0661話
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ベルのセシルが付いてくるというのはありがたい。
 ……別にロイドのストッパー役をやっているから、エキドナと一緒に技術班のお目付役に向いているかもしれない、なんて事は少しだけしか考えていなかったりする。

「ラクシャータを?」

 俺の言葉に、ロイドが呟く。
 紅蓮とランスロット。ラクシャータとロイド。どうしてもこの2人はライバル関係になるのだろう。なら、その辺を突かせて貰うか。

「ああ。ラクシャータ・チャウラーは紅蓮を見れば分かる通り黒の騎士団に協力していた。だが、本来の所属は黒の騎士団……引いては日本では無く、あくまでもインド軍区の技術者だ。そして、インド軍区はこの世界で陽光の次に俺達シャドウミラーと縁が深い。ブリタニアの臨時代表にも言ったが、一応陽光の従属国という扱いではあるが、実質的には同盟国と言ってもいい。そうなれば、当然お前達よりも俺達に近い位置にある。それを考えれば、次点という扱いではあるが選択肢に上がってもいいだろう?」
「それはそうだけど……」

 ロイドの戸惑った様な表情というのも珍しいな。
 基本的に技術馬鹿といってもいいロイドだけに、間違い無く今は揺れている筈だ。なら、後一押し。

「言っておくが、ブリタニアに所属しているお前達にしてみればシャドウミラーに所属する事が出来るチャンスはそう多くないぞ? いや、寧ろこれが最後の機会という可能性もある。物理的な衝撃を一定値まで無効化するPS装甲、ブラックホールを動力炉とし、機体制御にも応用する技術、フロートユニットやエナジーウイングとは違い、ある程度重力を応用して浮遊するテスラ・ドライブ、念動力という一種の超能力を感知し、増幅するT-LINKシステム、そして全く未知の存在でもある魔法。更に言えば、俺達はこれから先も他の世界に積極的に赴くだろう。その際に得られる多種多様な技術。今のお前には、それに触れられる千載一遇のチャンスがある。良く考えて返事をしろよ?」

 その言葉にはさすがに無視出来なかったのだろう。ロイドの視線が更に強くなる。まぁ、テスラ・ドライブに関しては機体の解析はしていないがガーリオンをその目で見ているし、ランドリオンでも動力炉で核融合ジェネレーターといったものや、AM独自の武器であったりをその目にしている。それだけに、これだけの餌に引っ掛からない筈も無く……

「分かった。僕もシャドウミラーに参加するよ」

 至極あっさりと、こちらの希望する言葉を口にしたのだった。

「ちょっ、ロイドさん!? いいんですか、そんなあっさりと!」

 慌てた様子でセシルがロイドへと言い募るが、肝心のロイドは全く気にした様子も無く笑みを浮かべている。

「だってさ、考えてみたら彼の言っているのは至極事実なんだもん。セシル君だって彼等の持っている
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