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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos28夜天に願いを・祝福の風を継ぐ者へ〜From Me to You〜
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ターブラダマンテ」

「っ!! はやて、リインフォース! わたしが責任を以って紹介するから安心してね! さ、さ、早速連絡を・・・!」

焦りと恐怖で顔を歪ませたシャルちゃんがバタバタと慌ただしくテラスへと向かって行った。あまりの態度変化にわたしらは全員呆けてしまってた。そんな中で「シスターブラダマンテって恐い女性なのか?」ってルシル君が近くのテーブルに有ったジュースを注いだ未使用のコップをユーノ君に手渡しながらそう訊いた。

「ありがとう、ルシル。厳しくはあるけどそれは優しさからだと思うよ。あ、でも、実力は聖王教会の中でも指折りだって聞いてる。なんだっけ、なんとかパラディン・・・、シュベーアトパラディンって言ってたような・・・」

「パラディン・・・?」

「うん。聖王教会の戦力、教会騎士の中で、各分野で最強の騎士に与えられる称号らしい。剣で最強がシュベーアトパラディン、槍で最強がシュペーアパラディンだとか」

「あー、そう言えばシャルやフェイト達との戦いのときに横槍を入れてきたな。アルテルミナス・マルスヴァローグ。確か――」

「ファオストパラディンだよ」

ルシル君の話を遮るように言うたんは戻って来たシャルちゃん。リインフォースが「連絡はついたのか?」って訊いた。

「もちろん♪ 融合騎の知識に関しては一番じゃないかな。元イリュリア国の家系だし」

「イリュリアだと!?」

リインフォースが突然大声を上げたかと思えば、「一体何の話をしてた?」自分とわたしの取り皿を持ったヴィータがちょう怒りを灯した瞳をわたしら、正確にはシャルちゃんに向けてた。
見ればシグナムとシャマル、ヴィータの後ろに控えてるザフィーラも若干やけど心地の悪さを感じてる。イリュリア。その国の名前が出た途端に。リインフォース達にとってイリュリアって一体なんなんやろう。

†††Sideはやて⇒リインフォース†††

シャルロッテの口から出た、イリュリア、という私たちと因縁のある名前。それに反応したのは私だけではなくシグナム達もそれぞれ反応した。私たちに向けられる怪訝そうな視線。主はやても例に漏れず。

「魔神オーディンとグラオベン・オルデン」

「「「「「っ!!」」」」」

シャルロッテがポツリと漏らしたまた別の名前に反応してしまう。どうして知っている、と思う前に納得もしてしまう。フライハイト家の騎士リサとは懇意にしていたからな。それを証明するようにシャルロッテが私たちの前に1枚のモニターを展開した。

「それ・・・!」

「うそ・・・、その絵画・・・!」

「なんと・・懐かしいものを」

「オーディン、アギト、アイリ・・・」

モニターに表示されていたのは絵画。描かれているのは信念の騎士団グラオベン・オル
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