暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos28夜天に願いを・祝福の風を継ぐ者へ〜From Me to You〜
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けると、すずかちゃん達も照れくさそうに笑顔を浮かべた。

「だからね。暗い話、落ち込む話っていうことは、それははやてにとってもそうだと思うんだ。なら、それを私たちにも分けて」

わたしの手を取ったフェイトちゃん。するとすずかちゃん、なのはちゃん、アリサちゃん、アリシアちゃん、「わたしも友達〜」最後にシャルちゃんがわたしらの手の甲に手を乗せた。みんながわたしに笑顔を向けてくれる。

「ちょっと、ルシルも手を乗せないよ」

「え、俺もか?」

「もちろんだよ。ほら、ルシル君も」

アリサちゃんとなのはちゃんにそう言われたルシル君もわたしらの手の甲の上に手を添えた。

「(友達なら、か)・・・じ、じゃあ話すな・・。あんな――」

そこまで想ってくれたことに報いるために話すことにした。リインフォースの寿命があと半年しかないことを。わたしやシグナム達を守るために自分の命を削ったこと、直すことも出来ひんからもう死を覆すことも出来ひんことも。すずかちゃん達が驚きで絶句してる中、「そうなのだ。だからお前に頼みがある」黒いドレスを纏ったリインフォースが戻って来た。みんなが悲しそうな、辛そうな表情を浮かべる。

「そのような顔をしないでくれ。これで良かったのだ。愛する主と騎士たちの未来を救える。私は居なくてなってしまうが、後悔はない。それでだ、シャルロッテ。先ほどの頼みという話になってくる」

リインフォースから引き継ぐように「リインフォースの後継を生みたいって思うんよ」わたしがシャルちゃんにそう言うと、「・・・あ、あー、うん、なるほど」わたしの言いたいことを察してくれたみたい。

「夜天の書の起源はベルカ。そして融合騎もベルカの技術が使われてる。だからベルカ人のわたしを頼ったってことよね?」

「ああ。主はやてのデバイスである私が居なくなれば、主はやての魔導師としての力は半減するだろう。それまでに私の後継騎が必要なのだ」

うんうんって頷く。リインフォースらの生まれ故郷ベルカ。シャルちゃんがわたしの家で教えてくれた話によると、シャルちゃんの実家はベルカの数ある王家の中でも特にすごいゼーゲブレヒトに仕えてた家柄とのこと。そのゼーゲブレヒトの王さま――聖王を祀る聖王教会設立に携わった一族の1つで、その権力は絶大。そんで、ベルカ人の大半を管理下に置いてるって話や。

「融合騎に詳しい技術者かぁ。う〜ん、さすがにタダとはいかないかもよ?」

心当たりはあるみたいやけど、そう簡単にはいかなさそうや。それでもわたしは「お金は無いけど、必ず払うから・・・出世払いで!」このチャンスを逃したないから、その人を紹介してもらえるようシャルちゃんに懇願する。

「ううん。友達(はやて)の頼みだもん。紹介料は格安にするよ♪」

「「
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