暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos28夜天に願いを・祝福の風を継ぐ者へ〜From Me to You〜
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ティらしくスラックスにシャツ、あとネクタイ! 君たちと同じように月村家に用意された礼服だ!」

うがーっと吼えたルシル君の言う通り今のわたしら全員礼服姿や。すずかちゃん家に着いてすぐ、メイドのノエルさんとファリンがわたしら女の子にはドレスを見繕ってくれた。リインフォースもシグナムもシャマルも綺麗やし、ヴィータは可愛ええし、ザフィーラは窮屈そうやけどルシル君と同じで格好ええ。

「ヴィータと同じやつでええよ。その代わり、ちゃんと野菜も取って来てほしいな。みんなも自分が食べたいものを食べておいで。リインフォースもわたしのことはええから行ってきて。少しの間散開や」

「あ、うん。善処する。ザフィーラ、ちょっと手を貸せ」

「はい。では、いってきます」

「いってきま〜す♪」

「それでは行ってまいります」

それぞれ自分が食べたいもののあるテーブルへと向かうみんなを見送った後、「シャルちゃん、ちょーっとええか?」不機嫌指数がちょう危ないレベルに達しそう(もう超えた?)なルシル君たちの元へ。
ルシル君やなくてシャルちゃんの名前を呼んだのは、この中で真っ先にルシル君をイジるんがシャルちゃんで、そんで個人的にお願いしたいことがあるからや。アリサちゃんとアリシアちゃんがルシル君の後ろ髪を解いて遊び始めた中、「どったの?」って答えてくれたシャルちゃん。

「ちょう暗くなりそうな話やから、出来ればシャルちゃんにだけ話したいんやけど」

「ちょい待ち。わたしならこの幸せいっぱい空間から暗い空気に落とされてもいいってこと?」

「ん? そうなるな〜」

「良い度胸じゃない、はやて?」

「そうでもあらへんよ♪」

シャルちゃんは初めて会った時からルシル君に色々としてるからな。ちょっとした仕返し(イジワル)を込めてるんよ。わたしの笑顔からしてそれに気付いたらしいシャルちゃんは「へーい。その暗さを晴らしてあげるよ、わたしがね♪」ってジト目から笑顔になった。

「待って。はやてちゃん、私たちもご一緒して良いかな?」

「本当に聴かれたくない話だったら離れるけど・・・」

なのはちゃんとすずかちゃんが遠慮がちにそう言うてきた。いつかは必ず知られることやけど、それを今、この楽しい時に話していいんかどうかとなると悩む。そやから「ホンマに落ち込むかもしれへんよ?」って確認。

「はやて。友達はね、色んなことを分かち合うんだよ。嬉しいことや楽しいことを分かち合うことで何倍にもして、悲しいことや辛いことは半分に、さらに半分になるんだよ」

「フェイトちゃん・・・、ええこと言うなぁ」

「えへへ。なのは達の受け売りなんだよ。この言葉は私に友達の素晴らしさを教えてくれたんだ」

フェイトちゃんがすずかちゃん達に笑顔を向
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