暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos28夜天に願いを・祝福の風を継ぐ者へ〜From Me to You〜
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、上がって」ってすずかちゃん達を招き入れようとしたところで「ただいまー!」いま聞こえたらアカン声が玄関から聞こえてしもうた。
廊下とここリビングダイニングの敷居に居るシャマルと、ソファに座ってるわたしら八神家はカチーンと硬直。石田先生だけは状況が読み込めんくて小首を傾げてる。ルシル君、女装することがあんまり好きやないのに、それをすずかちゃん達に見られたとなると、とんでもない精神ダメージなはず。

「ルシル君・・・?」

「え、うそ、ルシルなの?」

「だって、銀髪にオッドアイだし」

「でも声が完全に――え、念話・・・!?」

聞き耳を立ててるとルシル君がすずかちゃん達に念話を通したらしいことが判った。そんで、そのすぐあとに「可愛いーーー!」黄色い歓声が聞こえた。シャマルの微妙な表情から今のルシル君の状況が目に浮かぶ。

「た、ただいま・・・、みんな・・・。い、いらっしゃい、石田先生・・・」

わたしらの前に現れたゲッソリしてるルシル君。アリサちゃんとシャルちゃんに頭を撫でられ、すずかちゃんとなのはちゃんに「髪きれー♪」って触れられてて、アリシアちゃんに至っては「中はどうなってんの?」ってスカートを捲ろうとしたから、「ダメだよ、アリシア!」フェイトちゃんに窘められてた。酷いカオス状態やった。
それからすずかちゃん達を交えて石田先生と話をして、結局わたしとルシル君は石田先生に、ルシル君が男の子、ってゆうのを隠しておくことになった。ちなみにわたしらの保護者役ゼフィさんのことは全部話した。子供の2人暮らしを認めてもらうためにルシル君が変身した姿やって。ちょう怒られたけど、なんとか許してもらえた。

?―?―?終わりや?―?―?

石田先生が夜勤とゆうことで病院に帰までの間ずっとルシル君は女の子してた。そう、すずかちゃん達の目の前でずっと。そやから今も・・・。

「ルシルちゃーん」

「ねえねえ、ルシルちゃん」

「ルーちゃんってホント〜〜〜に女の子っぽいよね? というか実は女の子?」

「・・・・くっ」

「も、もうやめなよ、アリサちゃん」

「シャルちゃんもだよ。確かに可愛いけど、ルシル君は男の子なんだよ」

「アリシアも、メッ、だよ。たとえ本当のことでも言っちゃいけないって時もあるんだから。ごめんね、ルシル」

「なぁ、フェイト。それフォローじゃ・・・」

アリサちゃんやシャルちゃん、アリシアちゃんからは未だに女の子扱い・・・とゆうかいじられてる始末。それを窘めるのがすずかちゃんとなのはちゃんとフェイトちゃん。それとなフェイトちゃん。アルフさん(途中で合流したんよ)の言う通り今のはフォローとしては不十分やよ?

「イジメか、こんちくしょぉぉぉーーーー! 見ろ、今の俺の格好を! パー
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