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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第402話】
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晴れ舞台は所か、息子の友人、それに来ていた来賓に観客全員を危険な目に合わせた奴等だからな」
ナイフ一本でISを所持した襲撃者に立ち向かうという無謀な試みに、流石の楯無も驚きを隠せずにいた。
「で、ですが――」
「………………」
楯無は言葉を飲む、先程迄の気さくなしゃべり方とは打って変わって放たれていたプレッシャー――それを機敏に感じた楯無の背中に、冷たいものが流れるのを感じた。
「……カーマインが言ってたわね。 有坂陽人を敵に回さない方がいい……と。 でも、ISを持つ私にナイフ一本で私に敵うと――」
言葉の途中、一瞬だった。
喉元を狙う刃の一閃、離れていたと思っていたスコールが気付いた時には、既にその刃がスコールの命を刈り取ろうとしていた。
「…………ッ!?」
反応の遅れたスコールだったが、その一閃を薄皮一枚で避けると、喉元から血が首筋を伝って落ちていく。
もう少し反応が遅ければ、確実に命が奪われていたであろうその一撃に戦慄したスコールは、直ぐ様ISを展開する。
輝きを放つ黄金の装甲が、妙な神々しさを感じさせるも、有坂陽人は余計な考えをせずに足元に落ちていたナイフを蹴り上げる。
蹴りあげたナイフは真っ直ぐとスコールを捉えた――だが、その機体の周囲に薄く張られた金色の糸――否、糸に見える熱線がその刃を阻んだ。
「ふふっ。 ISを持たないただの男に、私のISを倒せる筈がないわ」
スコールは笑みを浮かべる――表情はバイザーに隠されていても、有坂陽人にはその様子が見てとれた。
「おじさん! 無茶しないでください! あの女性の相手は私が!」
そう言って、楯無もISを展開するが陽人は遮りように左手で制止させると。
「お嬢ちゃん、さっきも言ったがここは俺の領分だ。 ……どうしても戦いたいのなら、俺が倒れた後にしな。 まあおじさんは簡単には倒れないけどな」
言ってから真っ直ぐ突撃をかける陽人の瞬発力は、ISの初速を遥かに上回っていた。
その刃が再度熱線のバリアーが覆われるスコールの機体を捉えるものの、スコールは避けようとすらせずその様子を眺めながら呟く。
「……馬鹿な男。 【ソリッド・フレア】の灼熱の炎に焼かれなさい……」
そう呟くスコールの手のひらに既に凝縮された火球。
それを放つと勢いよく有坂陽人の身を包む――激しい業火に包まれゆく陽人の様子を眺めながら再度呟く。
「ふふっ。 大人しく更識楯無に任せていれば良かったもの――」
スコールの言葉の途中、紅蓮の炎に焼かれた筈の有坂陽人の手がスコールの機体を捉える。
否、手では無くそ
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