暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
オリジナル〜StrikerS 日常編
64話:勉強会 後おいしいお昼
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についての知識を思い浮かべる。ここまでにかかった時間は、約0,5秒程。
「アンモニアの性質上…くっ、水に溶けやすくて空気より軽いから、上方置換だと思うぞ…っと危ねぇ!」
「あ、そっか…ありがとう」
よし、何とか吹っ飛ばずに答えられた。俺も成長してるんだと、しみじみ思うな。
「さて、これで―――」
「士、2x?-8x+5のグラフの頂点ってなんだ?」
「へ…?」
しかし隣にいる駆紋からの、いきなりの問いに俺は反射的に頭を回転させる。
x?で二次関数…平方完成をして…えぇっと……
「(2,3)だ!」
「…はい、お疲れ様」
「っておぉぉいぃぃぃぃっ!人が考えてやったのにぃぃぃ!」
答えを導き出した瞬間、駆紋が俺の操るキャラを突き落とした。俺のキャラは轟音を立てて消えていった。
「てっめぇぇ!人に考えさせておいてこの仕打ちは―――」
「それよりお前、よく二次関数がわかったな」
「へ…?」
駆紋に言われ、ようやく気づいた。しまった、いきなり振られたから反応しちゃったけど、確かに可笑しい事だな。
と、そこまで考えたその時、背中に当たる視線をいくつか感じた。振り向いてみると、勉強中の四人がこちらを向いていた。
「どういうこと…?」
「二次関数って何…?」
「もしかしたらミッドの魔法に使われてるのかも…」
「でも、私わかんないよ…」
…あぁ…まぁ、そうだな……
「前に美由希さんが勉強してるところを見た事があってさ、その時の事を覚えてたんだよ!」
笑ってごまかそう、うんそうしよう。
結果的には五人は渋々納得してくれた。千の偽り、万の嘘…なんてね。
逆に俺は龍也が知ってる事が気になったので聞いてみると、色々あって教えられた、という事だ。まぁこいつの家の事には、あまり首を突っ込まない方がいいな。
それからしばらくは先程と同じように、俺と龍也は暇を潰しつつ、四人からの質問を答えた(主に俺が)。
しかし気づけば時間はいつの間にか正午過ぎ。皆も勉強に集中していて、そのことに気づいていないようだ。
ピンポ〜ン、ピンポ〜ン
「ん?誰だ?」
「どうせバニングスと月村だろ」
それもそうか、と呟いて、俺は立ち上がる。
足早に玄関へ向かい、扉を開ける。そこには龍也の予想通り、紫とブラウンの髪が揺れていた。
「間に合ったかしら?」
「いや全然」
「なんでそんなに冷たく言うの!?」
プンスカプンと言った描写が似合う顔で睨んでくるのはアリサ、その少し後ろで呆れたように苦笑しているすずかがいた。
「はいはい、二人共お疲れ。お前らは昼食ったか?」
「ううん、食べてないよ」
「あ、そうなの?」
仕様がねぇなぁ…俺も含めて八人か……
「俺が昼飯作る
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