暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
オリジナル〜StrikerS 日常編
64話:勉強会 後おいしいお昼
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ゃあ今日はこいつで」
「んじゃ、俺はこれでいこうかな」

俺と龍也がそれぞれキャラを選び、ステージを選択する。

「士君、排他的経済水域の範囲って―――」
「200海里だ。それぐらい覚えておけ」
「は、は〜い…」

今度はなのはからの質問だったが、これは簡単すぎるので適当にあしらっておく。

「っておい、ちょっと待てこっちは質問されて―――」
「問答無用」
「ちぃぃいっ!」

しかしその隙にゲームがスタート。龍也が操る剣士のいきなりの突きを、俺が操る剣士が後ろに回って回避する。そしてそこからさらに距離を取る。
それを追う様に詰めてくる細身の剣士。その勢いで放たれる斬撃を、しかしこちらの筋肉質の剣士はカウンターで返す。

「流石に露骨な攻撃は返してくるか」
「お前今のは卑怯だろ」
「俺は前に同じような攻撃を受けた覚えがあるが?」
「……サア、何ノ事デショウ?」

俺はとぼけた風を装って、今度はこちらから仕掛ける。しかしうまい具合に躱され、逆に反撃を食らう。

「士君、台形の面積ってどうやって出すんやっけ?」
「台形の面積ってぇと…」

攻撃を食らった隙を狙って、細身の剣士が走り出す。だがそれをただで受け入れる筈もなく、必殺技を繰り出す。

「平行な二辺の、上の辺と下の辺を足して、高さ割る2をすればいい筈だ」
「ん、ありがとな」

どういたしまして、と答えつつ攻撃を食らって倒れていた細身の剣士が立ち上がったのを見て、一気に懐まで移動。蹴りと剣の連撃を与え、ダメージを蓄積させる。
それを見た龍也は厄介だ、とばかりに舌打ちをする。しかしこちらの追撃を読んで、向こうもカウンターを仕掛けてくる。


……え?お前らは勉強しないのかだって?なんで勉強している奴らの隣で、ゲームなんかしてるかって?
そもそも龍也も俺も、中学に上がったところで学力が変動する訳ではない。これぐらいの余裕は持てる、問題はない。

そして何故俺が作業(ゲーム)をしながら、なのは達の質問に答えているのかというと、これは俺自身の訓練―――マルチタスクの訓練も兼ねているからだ。
マルチタスクは俺の苦手分野の中では、一、二位を争う程苦手なのだ。将来的な事も考えて、苦手な物は少しでも普通レベルにしなくては。

………なんて名目上の理由はいくらでも考えられるが、ぶっちゃけ面倒だからに限るからだ。
どうだ、不真面目だろう?大丈夫だ、自覚はしている。

「あれ?アンモニアってどうやって集めるんだっけ?」
「あぁ?確かアンモニアって…」

っておぉ!突きの連続攻撃!ダメージ溜まる、畜生!

(アンモニアはNH?、分子量が17で特有の刺激臭が有り、水溶性で空気より軽い―――)

だがマルチタスクを利用してアンモニア
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