赤魔と白魔と
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ゃん」
「何事も……、経験だろう」
「へーそーですか〜、強がっちゃって……。あきた!! おれやめるわ、赤魔。ジョブチェーンジ、白魔っ!」
「「 は……?? 」」
僕とイングズは、唐突なルーネスに呆気に取られた。
「やっぱ赤魔に向いてんの、イングズだと思うんだ。おれじゃ何でもそつなくこなせねー! 今度はおれが回復役なるよ」
「 な……、今更──── 」
「ほら、早く赤魔なれって! んで石化してるレフィア3人で担いで、カナーンの町戻って体勢を立て直そうぜ!」
うわ、ルーネスがまともな事云ってる。レフィアが云うようにいつもはバカっぽいけど、たまにはしっかり────
「それより今は3人でシーフになった方が、[とんずら]を使えて早く戻れる筈だ。……私が赤魔かお前が白魔かは、町に戻ってからでいいだろう」
「 へ? そうか??」
やっぱり、イングズの方がしっかりしてるよね。
石化してるレフィアを担いでモンスターからは[とんずら]しつつカナーンの町に何とか戻って、レフィアの石化を[金の針]で解いた上でイングズは赤魔に、そしてルーネスは白魔に改めてジョブチェンジ────
かと思ったら、僕を白魔にしてルーネスは戦士になった。
………やっぱり、剣で戦いたいんだって。
はぁ、これからも気まぐれは続くんだろうなぁ。
END
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