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あの純白なロサのように
あの純白なロサのように
[後書き]

[9]本文
ご覧頂きありがとうございます。

このお話は、最初「氷の魔女」視点で書くつもりでした。
唯一の友と呼べる、ちいさな男の子を自らの手で殺し、心まで凍りつかせ、自分には力しかない、そばにいたいなんて望むべくもない、ただ王よ、あなただけは幸せであれと望んでいたのに、唐突に現れた強い男によって自分の居場所を追いやられていく女…。
けれど、女視点だと、最後の「実は男が女を深く愛していた」というところがどうしてもうまく書けないので、全部とっかえて最初から男視点にしてしまいました。
そうしたら、あらら、大変な長さに…。

プロットはこんな感じです。
実はラストはこっちのほうが好きです。シンプルで。


戦争

つよいおんな むてき
こわい 緋の魔女
鋼の女 氷の女

森の奥
小さな男の子助ける
少し遊ぶ
綺麗と男の子。
まとわりつく
みんなの前で切り捨てる?

泣く誰も知らないところ

更に心を凍らせる
男の子の兄
実は女より強い
隠していたけど、女の優しさで、女を自由にしようとする。女を女に戻そうとする。
女絶望。憎む。自分の存在意義が失われていく。段々と人は男を頼りにしだす。王子も。流れて行く人

私を殺せ!まわりくどいことをするな!

王子男に褒美。王子は自分が女をめとれるから

王子の事好き
王子も女に求婚
驚く女
でも「魔女」王子のためを思って、姿を消す

女姿を消す

不利になって行く国

男が戻ると、女の屍
立って死んでいる

何故と聞く必要もない

それを見た瞬間なぜか悟る
そうかおまえは王子をこの国を愛していたのだな
おまえはいい女だった
おまえの居場所を奪ったのは俺か
今更言い訳はするまい。おまえを女に戻したいと願ったのはほかの誰でもなく俺のためだ
弟の命を奪った女に、おまえに魅かれていたのだ
おまえの笑顔が見たかった
俺の腕の中で傷つくことなく笑っていて欲しかった
すべては俺のエゴだ。
おまえのことなど一切考えていなかった。
願わくば
もう誰かを殺して生きなければいけないような世界に、おまえが産まれないよう
今度は俺が盾になるから。おまえがこの国の盾となったように。
そしたら今度は俺の傍で、笑ってくれるか。
弟に向けたように、王子に向けたように、笑ってくれるか。
俺もお前を愛していたと、言ってもいいか。
[9]本文


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