☆4 魔女との会話
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ード)〉の団長だ
めくりあがったスカートの中、レース付きの下着が目に飛び込んできた
「黒!?」
先に声を出したのはカミトだ
「リンちゃん見ちゃだめ!!」
「リンさん、見ちゃいけません!」
テンとペストは手で僕の目をふさいだ
「なっ......お、おのれっ、不埒物!」
「ぐおっ!!」
受身を取れず吹っ飛ぶカミト
エリスは一瞬で距離を詰めると、カミトを床に組み伏せ、腰に差した剣を抜き放つ
「...」
全員沈黙
「貴様...まさか、お、男!!」
そのときに―――
「ふん、ずいぶん遅かったじゃないか。カゼハヤ・カミト。それにリン、ちょうど良かった君にも話しがあった」
黄昏の魔女(ダスク・ウィッチ)――――――グレイワース・シェルマイス
姿は妖艶な美女だが、彼女は帝国の十二騎将に名を連ねていた歴戦の精霊騎士だ
「――――三年ぶりだな、カミト。ずいぶん人相が変わったようだ」
「......あんたが変わらなすぎるんだ。」
「カゼハヤ・カミト・・・こいつが」
「エリス、下がれ」
「し、しかし!」
「同じことを言わせるな、エリス・ファーレンガルト」
「・・・失礼します」
「あと、おまえの精霊もだ、リン」
「は〜い」
「わかりました、黄昏の魔女(ダスク・ウィッチ)さま」
☆★☆
一連のやり取りの後カミトは解放された
「そういえばその傷は?どうしたのだ?」
グレイワースはカミトの右手を凝視していた
「こいつは―――」
「カミトjは封印精霊と契約したんです」
カミトが答える前に僕が答えた
「まあ、なんつーか、なりゆきでな。そいつはめちゃくちゃな暴れ馬でな、契約に失敗してたら、いま俺たちはここに立っていない」
「ほう、いったいどういう心境の変化だ。おまえが彼女以外の精霊と契約するとは」
眼鏡の奥で灰色の眼が鋭く光った
彼女??カミトはさっきの精霊以外にもうひとつ契約していたなんて...カミト、なかなかの資質を持っているな。
「ようやくあの亡霊と決別できた、ということか?」
「......っ!」
話についていけない、この人たち何を言っているの?ぜんぜんつかめない
「亡霊なんかじゃない!あいつは――――」
カミトはポケットから便箋を取り出した
「それより、あんたのよこしたこれは、本当なんだろうな?」
「ああ、本当だとも。魔女は嘘をつかない」
「そうだ。たしかにあんたは嘘をつかない。だが、決して真実も口にしない」
ぜんぜんわ
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