第五章 StrikerS編
第百六十八話 『外伝16 JS事件解決パーティー』
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えね。うん、それじゃ料理も多方テーブルに並んでいるようやし…そんなら私が挨拶をせんとな」
それではやてはマイクを持ち、壇上に立って全員に聞こえるように声を張り上げる。
『えー…お集まりの皆さん。ご苦労様です。機動六課部隊長の八神はやてです。
今回のこのパーティーは機動六課設立の目的の一つであるスカリエッティ逮捕という目的がまずは達成できたということで開かせていただきました。
ですがまだまだ機動六課は続いていきます。ですから皆さんもこれからも気を抜かずに頑張っていきましょう。
………と、まぁそんな堅苦しい挨拶は今回はこれくらいにしといて………無礼講なんでみんなパーティーを楽しみましょう! あ、お酒は二十歳以下は飲んじゃダメやよ! それでは、乾杯!』
『乾杯!』
はやての音頭でみんなが一斉にジュースが入ったコップを空に掲げた。
それからは食堂は楽しいパーティー会場へと変貌したのである。
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・S・高町
ふぅ……久しぶりにこうして料理をしたから楽しいものね。
そんな事を思いながらも私はなのは達夫婦がいる席へと足を運ぶ。
「なのは、ユーノ。飲んでいるかしら?」
「あ、シホちゃん。うん、そこそこには飲ませてもらっているよ。でも、明日の教導に響くから控えめだけどね」
「ま、そりゃそうでしょうけどね。ところでユーノは近々なのはとヴィヴィオと一緒に高町家に挨拶に行くんでしょう?」
「う、うん……。そうだね。緊張してくるよ」
「士郎お父さんはなにか暴動を起こすかもしれないから私も付き合わせてもらうわ。ちょうど忍さんにも挨拶しないといけないしね」
私がそう言うとユーノは一瞬目を見開く。
どうしたのだろうか……?
「……もしかして、シホ。すずかとフィアとその、やっちゃったっていうのは本当なの?」
「うん、そうだよー!」
「そうですよー! 兄さん!」
私が返答する代わりにフィアとすずかがその場にやってきてすぐさま私の腕をそれぞれで絡ませてくる。
どうやらお酒が回っているらしい、少し酒臭いかな。
「そ、そうなんだ……」
それでユーノは表情を引き攣らせてそれ以上は追求してこなかったけど、どうも居心地が悪くなったので私はその席を後にした。
それで色々と回っているとティアナと目があった。
「あ、シホさん!」
「ティアナ。楽しんでいる?」
「はい! あ、それとシホさんの言葉、とても励みになりました……。それで戦えたもんです!」
「そう、それならよかったわ」
今もティアナは私の贈った言葉を大事にしてくれているのね。
嬉しいものね。
そういえば、だけど。
ふと気になったのでティアナに聞いてみることにする。
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