第五章 StrikerS編
第百六十八話 『外伝16 JS事件解決パーティー』
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
だがしかし、調べ上げた結果、スカリエッティも時間的猶予もあって悪意ある部品を組み込まなかったのかどうかは分からないが、機能に関してはまともな通常のデバイスとなんら変わらないという。
ただ意見があるとすればレイジングハートと比べると数段フレームが頑丈に作られている特注製だという。
それはなぜか……?と問われるとこう診断される。
通常の性能ではなのはの虹色の魔力には耐えられないからだ。
レイジングハートも一回試しに使ってみたのだが、たった一回の使用でフレームが悲鳴を上げたらしい。
よって、なのはが限定解除して虹色の魔力を使おうとしてもレイジングハートでは使えないのである。
よって虹色の魔力を使う時だけはプルートを使ったほうがいいという結果に落ち着いたのである。
それを聞いて、レイジングハートはというと、
《……それではマスターは私を使ってくれなくなる。いけません、更なる進化をしなければ置いてかれてしまいます……ッ!》
と、シャーリー達に自身の改造案を提示しているという。
これで将来は独自で動ける自立形態を手に入れることになるのだが……今はまだまだなので、場に合わせてレイジングハートとプルートを使い分けていく事になったのである。
―――閑話休題
それでなのはは制服を着直すと、ちょうど部屋に人が入ってきた。
その相手とはユーノとヴィヴィオであった。
ちなみにユーノはかなり残業時間が溜まっていたらしく当分は無限書庫を休みにしてもらったらしい。
近々高町家に挨拶に行くのだからちょうどいいかもしれないな、とユーノは呟いていたとかなんとか。
「あ! ユーノ君にヴィヴィオ!」
「なのは……。もう大丈夫かい……?」
「なのはママ、大丈夫ー?」
「うん! もう元気いっぱいだよ!」
それでなのはは元気のポーズをしてみせる。
それに安心したのかヴィヴィオが「よかったぁ〜」と安堵の息を吐く。
ヴィヴィオと手を繋いでいたユーノも安心したのか笑みを浮かべて、
「なのは。もう無理はしないでくれ。これからは時間が許す限りはなのはの近くにいたいから」
「うん……ありがとう、ユーノ君」
それで二人して頬を紅く染め上げる。
中々にいい雰囲気である。
この二人、一旦急激に離れる経験をしたためか昔からお互いに信頼し合っているのも影響していて一気に距離を縮めたのである。
なのはがユーノのプロポーズを受け入れたのも一つの答えである。
そんな仲睦ましい二人を見てヴィヴィオも空気を読めるいい子であり、なのはの手とユーノの手を取って、
「なのはママ。ユーノパパ。これからももっと、もーっと仲良くしていこうね!」
「うん!」
「ありがとう、ヴィヴィオ。パパって言ってもらえて嬉しいよ」
ヴィヴィオ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ