そう……巨龍召喚 後半
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ですね!!」
先ほどまでためていた何かを、ミカさんは放ってきたので・・・横に跳んでよけ、そのまま放たれるたびによけていきます〜。
寝間着姿なので、あまりこういったことをしたくはないんですけどね〜。
「へえ・・・よけれちゃうと、あんまり意味はなさそうなんだけど・・・」
「と、言われても〜。よけれちゃいますし〜」
そう言いながらミカさんの前まで来て、一つ、柏手を打ちます。
これで少しは気が散ってくれるといいんですけど・・・
「・・・全然、驚いてないですね〜」
ミカさんには、一切の反応がないですね〜。
いや、むしろ・・・冷静になってる気がしますね〜。
「・・・ねえ、一つ聞いてもいい?」
「はい、なんですか〜?」
「さっき、何で攻撃してこなかったの?」
それは、そうですね〜・・・
「だって、お互いに痛いじゃないですか〜」
「それは、最初のもそうじゃない?」
「ええ。でも、あれは反射的なものでしたから〜。私個人としては、かな〜り心が痛んでるんですよ〜?」
赤の他人なら、どうでもいいんですけどね〜。
ミカさんには、かなりお世話になってますから〜。
「いま、一撃でも貰ったら死ぬかもしれない状況なのに?」
「確かにそうですけど、相手はミカさんですからね〜。お互いがお互いを気遣える程度には、信頼が生まれてると思ってますよ〜?」
だからたぶん、当たりそうになったら消えるか、そもそもあたっても死なないはずなんですよね〜。
「・・・そうか。お前は、葵ちゃんのギフトをそうやって封印したのか」
「どうしました〜?」
「・・・ううん。ようやく、君の封印の解き方が分かったんだよ」
そう言いながら、ミカさんは手を突き出してきました。
「うん、そうか・・・確かにそれなら、外から手を加えない限り封印に綻びすら生まれない。予想外だよ、ほんと」
「どうしたんですか〜?」
「ううん、ただちょっと、驚いてるんだよ。あいつ、中々に考えたなぁ、って。・・・ここは、さっきも言ったように僕のゲーム盤だ。だから、ここはほんの少し箱庭のシステムを持ってる・・・これでも善神だから、やりたくはないんだけど・・・仕方ないね」
その瞬間、目の前に羊皮紙が現れました。
内容は・・・
『ギフトゲーム名“天子よりの試練”
・参加者 赤羽葵
・勝利条件 自らの封印を解く
・敗北条件 勝利条件を満たせなくなった時
・備考 敗北時には、施設の全ての人間の命を天へと案内する
宣誓 友の名のもとに、この試練を開催します “ミカエル”印』
「・・・これ、どんな冗談ですか〜?」
「ゴメン、全部本気だよ。こうでもしないと
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