そう……巨龍召喚 後半
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そう、君は招待されたんだ」
「でも、何でですかね〜?特に招待される理由なんて心当たりがないんですけどぉ」
私なんて、普通・・・ではないですけど、異世界に呼ばれるような人ではないと思うんですよね〜。
「うん、そうだろうね。むしろ、葵ちゃんに心当たりがあったら驚きだよ。・・・あいつが何年もかけて、封印したんだから」
「あいつ・・・?」
「君のお父さん。僕の親友さ」
・・・ああ、院長のことですか〜。
「それにしても、封印、ですか〜。なんだか物騒ですね〜」
「うん、僕もそう思う。けど、そうでもしないと幼かった君には荷が重すぎただろうからね」
「・・・?まあ、それはいいです〜。ただ、これからミカさんはどうするつもりなんですか〜?」
「そうだね。とりあえず・・・葵ちゃんが箱庭に行く前に、その封印を解こうかな」
次の瞬間、目の前に来たミカさんの顔を・・・殴り飛ばしました〜。
「ちょ、ちょっと!?普通目の前に来た人を殴り飛ばす!?」
「あ、すいませ〜ん。つい反射的に〜」
まあ、気にしなくていいと思いますけどね〜。
手加減はしましたし、ミカさんにも怪我とかないみたいですし〜。
「それにしても・・・うん、手加減はしてくれたんだろうけど予想以上に力がなかった。あいつはどんな封印を・・・」
「ぶつぶつ言ってないで、現状を説明してくれませんか〜?」
「ああ、そうだね。うん、それは必要だ」
ミカさんはそう言いながらも、手に何かを集めはじめました。
なんでしょうか、あれは・・・神聖そうな感じがしますね〜。
「葵ちゃんは知らないだろうけど、この世界には特殊な力を持つ人間が存在する」
「急なお話ですね〜」
「うん、そうだね。でも、こうやって始めるしかないんだ。だから、葵ちゃんにはその前提を受け入れてほしい」
「・・・いいですよ〜。目の前に天使がいるんですから、大体のことはあり得そうですからね〜」
もう、今日からは大体のことには驚かずに済みそうですね〜。
「そして、葵ちゃんにもそれはあったんだよ」
「そんなもの、これまでにあったことなんてないんですけど・・・」
「うん、あいつが封印したからね」
ああ、そこでそこに戻るんですね〜。
「箱庭はギフトを持つものたちの魔境の様なものだ。ギフトもなしにあの場では生き残れないだろうからね。あいつからは、葵ちゃんが二十歳を超えたら封印を解くように言われてるんだけど・・・」
「死なれては困るから、この場で解くということですね〜」
どんなギフトなんですかね〜。面白いものだといいんですけど〜。
「なんにしても、君を追いこんで追いこんで、封印を解かせないとね。どんな封印なのかも分からないんだし」
「それで、こう来たん
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