第十二話 光の符号その十三
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う、有り難うね」
「それじゃあこれからもな」
薊は微笑み向日葵にこうも言った。
「宜しくな」
「あらためてね」
向日葵も薊のその言葉を微笑んで受けた、そうしてだった。
あらたな仲間が加わった、智和は向日葵が加わったのを受けて裕香に笑みを浮かべて言った。
「さて、これでね」
「これで?」
「また一人加わったね」
「そうですね、向日葵ちゃんが」
「あと三人、どうやらね」
笑顔に思慮、深いものも入れて言った。
「まずは八人揃うことからみたいだね」
「北斗七星のですね」
「そう、双子星も入れてね」
そのうえでの八人だというのだ。
「まずはそうしないと駄目みたいだね」
「八人ですか」
「そう、あと三人だよ」
「そうですか、それでなんですけれど」
裕香は自分から智和に言った。
「怪人の灰は」
「あのことだね」
「何かわかりましたか?」
「いや、それがね」
どうだったかとだ、智和はこのことは残念そうな苦笑いになってそのうえで裕香に答えた。
「まだ何もわかっていないんだ」
「解明はですか」
「出来ていないよ」
「そうですか」
「人と怪人の合いの子となるとね」
そうした存在だ、だからだというのだ。
「相当特別なものだと思うけれどね」
「DNAがですか」
「そう、相当妙なものだろうね」
何もわかっていないがだ、このことは間違いないというのだ。
「それはね」
「そうですね、私もそれは何となくわかります」
「そう思うよ、まあ今はね」
「はい、向日葵ちゃんが入ったことをですね」
「喜ぼう」
智和は知的な笑顔になって裕香に応えた。その二人の前では五人の少女達が集まっていた。そのうえで楽しく談笑をはじめていた。
第十二話 完
2014・3・31
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