第十二話 光の符号その七
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外は跳ばないんだよ」
「そういうことね」
「さて、じゃあな」
薊は徐々に前に出ていた、そうしてだった。
今度は彼女からだった、その七節棍を右手一本で持ち思いきり前に突き出した。そうしてその伸びた棒で向日葵を突いた。
棒は唸り声をあげつつ向日葵に襲いかかる、炎を帯びて。それはさながら紅蓮に身体を燃え上がらせる蛇であった。
だがその蛇をだ、向日葵は。
身体を左に捻ってかわす、そしてかわしながら。
また矢を放った、薊は攻撃をすぐに引っ込めてその矢をかがんでかわし。
そこにまた来た矢を右に転がってかわした、そうして起き上がってから言った。
「いやいや、接近戦も出来るんじゃね?」
「そうかしら」
「ああ、今のはよかったよ」
今の動きは、というのだ。
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