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エピソード4 〜とある日常の一幕〜リスベット編〜
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ら着てみて〜。」
そう言って、紺色の布地に白で雪景色が刺繍されている浴衣を取り出す。
「はい、私の新作にして、自信作!特殊効果は耐寒、耐熱、俊敏値上昇、隠蔽率上昇、戦闘時回復率上昇、寒冷地での戦闘時回復率・隠蔽率大幅上昇等々。作ってたこっちがびっくりするぐらいの多性能だよ。」
普通、装備品につく特殊効果は2、3個なのだが、7個って……しかも、寒冷地でのさらに上昇ってふざけてんの。
「とりあえず、作ったからには着てもらいたいので、リョウ、着て。着てくれたら、そのコートとかの修復やっとくからさ。」
渋々、コートをユウカに渡して、浴衣を着る。その姿はまぁ、アレなわけだが、本人はきずいていない。
「さて、俺も鍛冶屋に用があるからちゃっちゃっといきますか〜。」
そう言って二人は笑笑と湧いてくるモンスターたちを駆除しながら、目的の場所へと向かった。
ところ変わって48層主街区《リンダース》にある水車がトレードマークの鍛冶屋《リズベット武具店》。その店のオーナーことリズベットは急激な不景気に文字通り頭を抱えていた。
その原因はこの所、敵が次第に強くなってきており、今まで使われてきていたインゴットでは少々役不足になってきており、今までに作ってきた武器が売れずに在庫まで抱ええしまう。かといって新しいインゴットが発見されたわけでもない。武器を研磨しにお得意様が来てくれるわけだが、武器を売った時に比べれば、雀の涙ほど。というわけで、リズベットは現在、カウンターに突っ伏している。
カロンコローン♪
「あ、いらっしゃいませ〜。」
入ってきたのは、黒のドレスに同色のマントを羽織って、黒髪をポニーテールに結んだ女性と紺の浴衣を着た短髪の"女性"
「へ〜、女性二人組のパーティって珍しいですね。」リズベットが抱いた感想をそのまま口にしてしまう。
ザクッ
高速で飛来した何かが、髪の毛を掠め、壁へと刺さる。
壁の方を見ると、装飾されたナイフが壁に刺さっていた。そして、ギギギと油のきれた機械のような音を立てて、前を見ると、
「この店、潰してやろうか、リズさんよ〜。」
浴衣を着たほうの"少女"は殺気を放って、二本目のナイフを投擲しようとしている。
「え!?ちょっ!すいませんでした。」いきなりの潰す発言に恐怖して、半ば条件反射で謝罪する。
え…どうして、私の名前を知っているのと疑問に思う。来た人の名前と顔はおおかた把握している。しかし、あの少女は知らない。ん?少女?相手は明らかに少女というワードに反応していた。もしかしたら、男!?いや、あんな美少女な男の娘はそうそういないはず。いや、二人知っている。そのうち一人は黒ずくめだから違う。そして、消去法で結論へとたどり着く。
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